東京五輪代表の服部勇馬「引退はしたくない」東京マラソン36位も復調に手応え「久しぶりに納得のレースできた」
「東京マラソン」(3日、東京都庁~東京駅前) 今夏のパリ五輪代表の男子の最終選考会を兼ねて行われ、22年世界選手権代表の西山雄介(29)=トヨタ自動車=が2時間6分32秒で日本勢トップの9位となったが、MGCファイナル設定記録(2時間5分50秒)は突破できず、パリ五輪代表入りは逃した。この結果により、昨秋のMGCで3位だった大迫傑(ナイキ)が2大会連続の五輪代表に内定した。 【写真】不安定だったペースメーカー 鈴木健吾が指摘「常に設定タイムで行ってほしい」先頭集団は3人とも30キロまで持たず また、東京五輪代表の服部勇馬(30)=トヨタ自動車=は、2時間14分3秒で36位だった。昨年2月の大阪マラソン以来の久々のレースを終え、「うれしいというか、もう一度チャレンジできる喜びをこの舞台で出せたかなとは思う。2時間14分で、狙っているタイムではないが、久しぶりに納得のいく(内容で)、今後に向けて今回のレースまでの過程は(よくて)後悔なくスタートラインに立てた。非常に冷静にレースを進められて、前半はレースをコントロールできた。自信の表れだった」とうなずいた。 今後については「これからどうするかは監督やチームと相談する」としながらも、「引退はしたくないです」と力強く否定。「久しぶりに自分自身が納得いくレースができた」と前向きに語った。