強化試合で対戦したドイツのオブストをカリーが称賛「大胆不敵で素晴らしいシューター」
7月23日(現地時間22日)。イギリスのロンドンで、アメリカ代表とドイツ代表によるエキシビションマッチが行なわれ、アメリカが92-88で競り勝った。 【動画】激戦となったアメリカとドイツの強化試合をハイライトで! パリオリンピックで大会5連覇を目指すアメリカはFIBAランキング1位、昨年の「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の王者ドイツは同3位と、両国は今大会の優勝候補でもある。 この試合で、アメリカのステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は13得点をマーク。一方、ドイツのアンドレアス・オブストが5本の3ポイントシュート成功を含む計17得点で奮戦した。 オリンピック初出場を飾るカリーのパフォーマンスにはもちろん注目なのだが、強豪ドイツでデニス・シュルーダー(ブルックリン・ネッツ)やフランツ・ワグナー(オーランド・マジック)らとともに主力の一角を務めるオブストの働きも見逃せない。 昨年のW杯で、オブストはチーム2位の平均23.6分をプレーして10.4得点1.6リバウンド2.0アシストに3ポイント成功率44.7パーセント(平均2.1本成功)を記録。準決勝のアメリカ戦では4本の3ポイント成功を含む計24得点に6アシスト1スティールの大活躍で勝利に貢献していた。 ドイツのFCバイエルン・ミュンヘンに所属する28歳のガードにとって、アイドルのカリーと対戦することは特別なことだったという。 「彼(カリー)との対戦は本当に楽しみにしていた。彼は手本になる選手で、彼のゲームが大好きだったんだ。彼のプレーを見てきた。彼はゲームを変えたんだ。だから彼との対戦にやる気がみなぎっていた。今夜は僕にとって本当に特別な日になったよ」 アメリカ戦後にそう語ったドイツのシャープシューターを、カリーはこう評していた。 「彼にはシュート力がある。クイックリリースで打ち切るし、大胆不敵なんだ。だからそういった比較を知ることができて最高さ。僕のプレーを長い間見てくれて、それをモデルにしてくれた選手たちは何人かいる。けど彼は素晴らしいシューターだ。昨年もそうだし、今夜も見ていた。常に相手チームへ注意することを要求している」 パリオリンピックの予選ラウンドで、アメリカがグループC、ドイツがグループBながら、両チームが決勝トーナメントへと駒を進める可能性は高いため、一発勝負の舞台でカリーとオブストによるマッチアップが実現するかどうかも注目していきたい。
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