闇バイト対策の切り札に?──警察官が応募する“雇われたふり作戦” 新たな手法「仮装身分捜査」とは おとり捜査とどう違う?
■警察庁担当者「ガイドラインは緻密に」
藤井キャスター 「身分を偽って近づくわけですが、警察官は安全に捜査できるのでしょうか?」 小栗委員長 「現場に集まった実行役の検挙なども想定しているので、一定程度の危険性はあります」 「警察庁の担当者は『だからこそ身の安全をきちんと確保できるよう、危険にならないようにやることが大事。そのために、今回の緊急対策で作られる仮装身分捜査のガイドラインは緻密に書き込む必要がある』と話しています」
■専門家「法律で歯止めかける方法を」
小栗委員長 「刑法が専門の甲南大学・園田寿名誉教授は仮装身分捜査について『(闇バイトに)一定の抑止効果が期待でき、国民の安心感にもつながる』と理解を示す一方で、『適用の範囲はあくまで限定的にし、歯止めをかける方法も法律で決めるべきだ』と指摘します」 長濱ねるさん(俳優・『news zero』火曜パートナー) 「募集をかけている犯行グループだけではなく、気軽に応募してしまっていた若者への抑止にもなるのではないかなと思いました。闇バイトに応募して抜けたくても抜けられなくなってしまっている若者を見ると、一回も足を踏み入れないことが大切かなと思います」 (12月17日『news zero』より)