京都賞に透明マント考案、全球凍結研究など3氏 稲盛財団
同財団は「地球を今日われわれが知るハビタブル(居住可能)な惑星たらしめている根本要因は、固体地球と大気圏、水圏さらには生命圏の相互作用であることを、長年の地質学研究から明らかにし、その後も一貫して研究活動を活発に続けている」と評価した。
このほか「思想・芸術部門」で米国の振付家、ウィリアム・フォーサイス氏(74)が決まった。「舞踊の技法と美学を根底から刷新し、身体表現の新たな地平を開いた」と評価された。
発表は14日付。同賞は科学や文明の発展、人類の精神的深化、高揚に貢献した人物に贈られるもので、今回で39回目。授賞式は11月10日、国立京都国際会館(京都市)で行われ、3氏にそれぞれ賞金1億円などが贈られる。