結局、習慣化ってどうするのが正解なの?研究の結果、シンプルな方法が一番効果的だった
自分の行動・傾向を分析することが大切
研究の中で興味深かったのは、はじめに過去の習慣を振り返らずに、新しい習慣を身につけることを選んだ被験者が、過去の習慣を振り返るプロセスを踏んだ被験者ほど成功しなかったということです。 この研究の被験者は、習慣を身につけるのに良いとされる方法を無作為に割り当てられた人もいれば、自分で選んだ人もいます。 無作為に方法を割り当てられた被験者は、自分で方法を選んだ被験者と同じくらい成功しましたが、自分で選んだ被験者よりも、過去の習慣を振り返るというプロセスを経た被験者の方がさらに成功しました。 つまり、「よさそうな方法だ」「やってみたいと思ったやり方だ」「これまでに効果があった方法のようだ」といった理由で選んではいけないということです。 新しい行動を実行し、習慣を身につけるためには、自分のこれまでの行動に関して自分に正直になり、過去の習慣を振り返るプロセスを経なければなりません。 ですから、新しい習慣を身につけるべく行動を起こす前に、「どうやって現在の習慣を身につけたのか」「やろうとしてできなかった習慣では何があったのか」「新しい習慣を身につけるのに本当に必要なものは何か」を振り返る時間を設けましょう。 それから、過去から学んだことを利用して、1つずつ新しい習慣を身につけましょう。 ──2020年1月20日公開記事を再編集して再掲しています。 翻訳: 的野裕子/Source: ClearerThinking.org, Fast Company
ライフハッカー・ジャパン編集部