大坂なおみは8強入りならず、産休から復帰後初めてトップ10に挑むもジェン・チンウェンにストレート負け [イタリア国際/テニス]
大坂なおみは8強入りならず、産休から復帰後初めてトップ10に挑むもジェン・チンウェンにストレート負け [イタリア国際/テニス]
WTAツアー公式戦「BNLイタリア国際」(WTA1000/イタリア・ローマ/5月7~19日/賞金総額550万9771ドル/クレーコート)の女子シングルス4回戦で、世界ランク173位の大坂なおみ(フリー)は第7シードのジェン・チンウェン(中国)に2-6 4-6で敗れた。試合時間は1時間24分。 ~BNLイタリア国際でベスト8進出一番乗りを決めた第7シードのジェン・チンウェン選手~ 同大会に3年ぶり5度目の出場となった26歳の大坂は、2019年の準々決勝進出がこれまでの最高成績。前回プレーした2021年は第2シードとして臨んだが、初戦となる2回戦でジェシカ・ペグラ(アメリカ)に6-7(2) 2-6で敗れていた。 この結果でジェンは、大坂との対戦成績を1勝1敗のタイに追いついた。両者は2022年8月にサンノゼ(WTA500/ハードコート)の1回戦で一度顔を合わせており、大坂が6-4 3-6 6-1で勝っていた。 ケガの影響もあって11大会しか出場しなかった2022年シーズンを14勝9敗で終えた元世界ナンバーワンの大坂は第一子となる娘の出産を経て1月のブリスベン(WTA500/ハードコート)で復帰し、9勝8敗(ビリージーンキングカップを含む)の戦績で今大会を迎えていた。 今大会での大坂は1回戦でクララ・ビュレル(フランス)を7-6(2) 6-1で、2回戦で第19シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ)を6-3 6-2で、3回戦では第10シードのダリア・カサキナ(ロシア)を6-3 6-3で破って16強入りを決めていた。 ジェンは準々決勝で、第3シードのココ・ガウフ(アメリカ)と元世界2位のパウラ・バドーサ(スペイン)の勝者と対戦する。
テニスマガジン編集部
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