【大学野球】指揮官から全幅の信頼を得る左腕 法大・安達壮汰「自信を持つための練習をしてきた自負がある」
技術的には最速147キロのストレートに加え、スライダーの精度を高めてきた。「曲がりも変わった」。12回1/3で11奪三振と、ここ一番で勝負できるボールになった。 法大は5勝3敗、勝ち点2。次週の第6週(5月17日から)では勝ち点3で首位の早大と対戦する。同カードでの勝ち点奪取が2020年春以来のV奪還へ、一つのヤマ場となる。そして、優勝の可能性を残し、第7週の明大戦へつなげていきたいところである。 「一戦一戦、目の前の試合を戦う。自分のテンポで、チームに流れを引き寄せる投球をしたいです」 今後も厳しいマウンドが続くが、気持ちは充実する一方だ。ユニフォームを着られなかった時間が長かったからこそ、安達には、折れない心がある。2カードも、チームの勝利のために身を粉にして投げる。 文=岡本朋祐
週刊ベースボール