本田望結「ライバルはあの頃の自分」すっかり大人の女性…人気子役から今、女優として思うこと 主演映画「カーリングの神様」公開
「せりふは長ければ長いほど、ワクワクしますね。いつまで続くのっていうぐらいの長ぜりふなんて楽しくて仕方がないんです。現場でせりふが変わることってよくありますが、量が増えていると、めっちゃうれしいですよ。逆に短いとドキドキしちゃうかも(笑)」
〝望結ちゃん〟と呼ばれなくなり
人気子役だったからこそ、今、女優として思うことがある。世間のイメージを覆したい。見る人を驚かせたい。いつもそう思っているそうだ。
「いろんな役をするほど、自分と同じところや違うところを感じるので、本来の自分を客観的に見ることができるようにもなりました。でも、世の中的には『家政婦のミタ』の希衣(きい)ちゃんのイメージが強くて、今でも〝大きくなったね〟って言われるんです。覚えていただいていてうれしい半面、皆さんをまだ驚かせていないんだなとも思うんです。だから〝本田望結がこんな役をしているの!?〟って驚かせたいのが今のモチベーションですし、お芝居で心がけていることです。ライバルは常にあの頃の子役の自分ですよね」
そんな彼女は、いつから子役じゃなくなったのだろうか。
「いつからでしょうね(笑)。でも最近、現場で〝望結ちゃん〟って呼ばれなくなったんです。〝本田さん〟とか〝望結さん〟とか呼ばれるの。それは寂しいですね。何だか距離を置かれているみたいで。やっぱり〝望結ちゃん〟って呼ばれるとめっちゃうれしいですよ(笑)」
今年20歳になった。すっかり大人の女性だ。何か変わったことはあったのだろうか。
「変わったことですか…お酒が飲めるようになったことかな。20歳の誕生日を迎えたとき、両親と乾杯したんですよ。それがもうすごく楽しくて。いろいろなお酒をちょっとずつ飲ませてもらったんですけど、ジンですか…それが一番好きでした。まだ酔っ払ったことはありませんが、お酒は強くなりたいですね。何だか世界が広がった感じです(笑)」
(ペン・福田哲士 カメラ・酒巻俊介)