全日本学生バドミントンで龍谷大学躍進!女子シングルスで小林優花選手、混合ダブルスで西大輝・中出すみれペアが優勝!
大学の日本一を決める「インカレ」第75回全日本学生バドミントン選手権大会が京都で行われ、熱戦が繰り広げられました。 今回、飛躍を続ける龍谷大学の選手たちに注目しました。 6日間に渡る大会の最終日、女子シングルスの決勝のコートには、龍谷大学の2年、小林優花が立ちました。 去年、小林は関西学生選手権を優勝するなど、1年生ながら目覚ましい活躍を見せました。 しかし、今シーズンは周りからの期待がプレッシャーとなり、思うようなプレーができませんでした。 【声】龍谷大学 小林優花選手 「正直、今シーズンはインカレ(今大会)までは、うまくいかないことの方が多くて・・・」 小林は、今シーズンの不調を晴らすかのように圧倒的な強さを見せます。 ここまでの5試合で落としたセットは、1セットのみ。 決勝も、第1セットを先に奪います。 大会のために、朝の自主練習やフィジカルトレーニングに人一倍、打ち込んできた成果が出ました。 見事、2年生にして、女子シングルス大学日本一に輝きました。 この種目で関西勢が頂点に立つのは、2016年の龍谷大・下田菜都美選手以来の快挙です。 【声】龍谷大学 小林優花選手 「(インカレが)京都で開催されることで、自分の一人暮らしの家から通っていることもあり、大きい舞台という実感が、結果的にいい意味でなかった。 優勝の瞬間って、ずっと憧れていたものですが、いざ自分が優勝した瞬間、あまり実感がなくて、それくらい、きょうは落ち着いてプレーできた。 うれしいですが、まだ、実感はないです(笑)」 一方、男子ダブルスの優勝候補にあげられていた龍谷大4年のペア、木田悠斗・西大輝は、準決勝に進出しましたが、最終セット、デュースもつれる接戦の末、敗れました。 また、去年の女子ダブルスで優勝した龍谷大3年のペア、中出すみれ・田邉裕美は、決勝で接戦をものにできず、2連覇とはなりませんでした。 悔しさのあまり、呆然とする中出でしたが、まだ試合が残ります。 20分後、気持ちを整理して中出は、コートに立ちました。 大会の最終ゲームとなった混合ダブルス決勝。 男子ダブルス・ベスト4の西と、女子ダブルス・準優勝の中出が挑みます。 優勝に届かなった、それぞれのペアも観客席から応援します。 西は、混合ダブルスのスペシャリスト! 龍谷大の卒業生、佐藤灯とペアを組み、去年から日本代表として国際大会でプレーしています。 そんな西に引っ張られ、中出もプレーを楽しむ余裕が生れます。 二人のコンビネーションが、相手を上回り、ストレート勝ちで、優勝を飾りました。 西にとって、初の個人の学生タイトルです。 【声】龍谷大学 中出すみれ選手 「西さんが最終学年の4年なので、優勝させてあげたかった」 【声】龍谷大学 西大輝選手 「21年間、ここ京都で育ち練習をしてきて、初めて自分の個人タイトルが取れて、本当に京都で取れたのが良かった。 両親とも観戦に来ていて、少しでも恩返しできたかなと思います」 【声】西大輝選手の母・祐子さん 「おめでとう!これからもがんばって!」