USJの新たな顔!? ハロウィーン名物“ハミクマ”に新たな仲間が加わりパワーアップ<取材レポ>
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのハロウィーンに、新たな旋風が巻き起こっている。2021年に誕生し、年々と規模が大きくなっている、ハロウィーンのキャラクター“ハミクマ”が爆発的な人気を獲得しているのだ。怖カワイイ見た目のみならず、ハミ出すことを肯定するメッセージ性も持ち合わせているのがハミクマの魅力で、昨年真っ白なハミクマソウルという新たな仲間を迎え入れたことで、その勢力をさらに拡大している。9月6日(金)から始まる「ハロウィーン・ホラー・ナイト」では、初めて一緒に写真が撮れるグリーティングがスタートし、これまでよりも近くでハミクマを感じられるように。開催に先駆け始まったグッズ販売は、補充が追いつかないほどの売れ行きで、その人気の高さは一目瞭然となっている。そして9月4日(水)に行われた報道陣向けのプレスプレビューでは、3体目の新たなキャラクター、ハミクマパンクが初お披露目! パークもSNSもざわついた、ハミクマの魅力を一挙紹介する。 【写真】めっちゃ売れてました!! 特に人気が高かったハミクマグッズ ■ハミクマとは? 2021年に誕生したハミクマは、世の中のハミ出した人の共感を集め、その支配下に置く、クマのゾンビ。もともと移動サーカスの余興に出演していたクマだったが、他の団員たちに嫉妬され、お腹を切り裂かれてしまったという暗いバックグラウンドを持つ。一度は死の世界に落ちたハミクマだが、その裂かれたお腹に、地上へ戻ろうとしていた悪魔“デス・ブリンガー”が寄生。ハミクマは、永遠の命を得て地上に戻ったものの、彼の魂は死の世界に取り残されているのだという(深い!)。 そして死後の世界とも言える“YOU ME LAND/黄泉の国”に存在するハミクマの魂が、昨年仲間入りした“ハミクマソウル”。ハミクマに姿形は似ているが、お腹が縫われていたり、ハミクマの語尾が“DEATH(デス)”なのに対し、“BIRTH(バース)”だったりと、真逆な部分もある。 そんなハミクマとハミクマソウルに加え、今年からはハミクマパンクが登場! お披露目の場面では、会場にいたユニバーサル・スタジオ・ジャパンのファンから、どよめきと拍手が。ハミクマパンクは、ハミクマの“怒りと憤り”が新しいゾンビになって登場したキャラクターで、パンクロックさながらの“ハミでた”尖ったアクセサリーを身に着けているのが特徴だ。まだ謎に包まれているが、ハミクマの世界に深みと厚みをもたらす存在になるのだろう。 ■パークに広がるハミクマ 勢いを増すハミクマ人気に応えるように、今年はグッズもフードも大充実! 特にグッズは早朝から気合いを入れてゲットしに来たファンも多くいたようで、パークはハミクマグッズを身に着ける人であふれていた。 特に人気があったのが、初登場のカチューシャのほかシャツやグローブなどの身に着けグッズ。リバーシブルになっているポーチやクッションも次々と棚から消えており、ショップは愛であふれていた。 そして今年はフードにもハミクマが登場。なんと、「ビバリーヒルズ・ブーランジェリー」では、ハミクマ、ハミクマソウルに加え、新登場のハミクマパンクもケーキになって登場する。「ハミクマパンクのスパイスブルーベリーケーキ」は、ピリッとスパイスが効いているのが特徴。 「ハミクマのおかしなチョコ&カシスケーキ」はハミ出したおなかの中身が、「ハミクマソウルのふんわりオレンジチーズケーキ」は縫い目&クラウンが再現されており、見た目や食感でもキャラクターの世界観が楽しめるようになっている。 それから取材中に「うま~っ!」と声を上げてしまったのが、「ハミクマ・ドリンク~コーラとホイップクリーム2つでひとつなのDEATH~」と「ハミクマソウル・ドリンク~バニラとソルト2つがひとつになりBIRTH~」。どちらも「ワーフカフェ」で販売されており、9月とはいえ、まだまだ太陽照りつけるパークにぴったりなドリンクとなっている。 誕生から数年ながら、キャラクター、グッズ、フードと、どんどん供給が増え、それでも足りないくらいの人気を証明するハミクマ。“ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの新たな顔”と言っても過言ではなく、ハミ出せ、ハミ出せ、と言わんばかりに勢力を拡大している。いつでも会えるわけではなく、 11月4日(月)までのハロウィーン期間のみの登場という限定感も魅力を後押しする。菅田将暉がユニバーサル・スタジオ・ジャパンのCMで言う「退屈な毎日を死んだように生きる現代人」に必要なのは、ハミクマ様なのかもしれない。