「菅前首相は本気」…どうなる?派閥解消 政治刷新本部の議論の行方は
■何思う?自民党若手…「党内野党として前に出て行く必要」
岸田総理から直接指示を受けた、自民党青年局長代理の中曽根康隆議員(41)。 厳しい冷え込みとなった今月10日、中曽根議員は地元群馬県で、新年の挨拶に支援者の元を回っていた。和気藹々とした雰囲気で挨拶が交わされる中、「お騒がせしてすいません」と政治とカネの問題で中曽根議員が頭をさげると、支援者の男性の顔は曇り、厳しい声が飛んだ。 農家の男性「農家も生産資材が上がる中で頑張って経費削減、なんとかやってるって中だから。国会議員があれじゃあ、ちょっと…一体何に使ってるとなる」 他の支援者からも…「ずっとお世話になってるし、これからも自民党支持していきたいけど、今の感じだと支持もできなくなる」「若い世代で何とか今の悪い自民党の膿を全部出し切って、新しい自民党で生まれ変わってほしい」(農家の男性)「信頼を失くすのはわけないが、回復するのにはもう何十年もかかる」(支援者の男性) こうした厳しい声に中曽根議員は…「皆さんが1円単位の我慢をしながら生活をされている中で、一体永田町何やってんだと。ある意味『諦め』というか、政治に期待はできないという気持ちが伝わってきた」「『解体的な出直し』をしないと、失われた信頼は回復できない」 中曽根議員は特に若手の果たすべき役割について、こう語った。「いつの時代も若者がその状況をぶっ壊して新しいモノを作っていくというのがある。『党内野党』を自負する青年局が先輩に怒られてでも、もっとガンガン前に出て行く必要があるということを感じている」 たまった膿を出し、新たに生まれ変わることができるのか。自民党の覚悟が問われている。