菊池雄星、再契約にアストロズGMは前のめり「再契約できればエキサイティングだし、先発ローテの大きなピースが埋まる」
大リーグの球団首脳陣や代理人らが一堂に集い、オフの補強戦略を練るGM会議は5日(日本時間6日)、米テキサス州サンアントニオでスタート。アストロズのダナ・ブラウンGMは、米放送局MLBネットワークの取材を受け、チームからFAとなった菊池雄星投手(33)との再契約に前向きな姿勢を見せた。 ジョン・モロシ記者から「菊池雄星はトレード獲得からアストロズに大きなインパクトを与えてくれた。彼を呼び戻すことに関しては、契約交渉はどうなっているのか」と尋ねられたブラウンGMは、大きくうなずいて答えた。 「スコット・ボラス代理人とは既に何度か話し合いをしている。菊池のヒューストン(アストロズ)での時間は『really good(本当に良かった)』。だから、彼と再契約できればエキサイティングだし、それがかなえば先発ローテの大きなピースが埋まる。スコット(ボラス代理人)と話し、何とかトライしてみるよ」 菊池は7月末のトレード期限にアストロズへ移籍して以来、登板全10試合で6回に突入し、5勝1敗、防御率2・70。移籍から登板9試合連続でチームが勝利を収め、菊池自身もメジャー日本投手で史上6人目のシーズン200奪三振をマークした。 アストロズは、他にも主軸のアレックス・ブレグマン内野手(30)がFAとなっている。菊池と同じボラス代理人の顧客で、同GMは「スコットとは興味深い会話ができているし、楽観的に見ている。アレックス(ブレグマン)はこの球団にとって、これまでグレートな存在だった。うちに残ってほしいし、延長契約を結べる相当なチャンスがあると思う」と、再契約に自信をのぞかせた。(写真はAP)
中日スポーツ