年越す一杯に 福島・そば処喜多八、31日は持ち帰り用の販売のみ
大みそかを前に、県内のそば店で年越しそば作りがピークを迎えている。福島市天神町の「そば処(どころ)喜多八」では30日、3代目店主の伊藤喜久夫さん(71)が早朝から仕込みを始め、店頭の製麺室でそば打ちの音を響かせた。 店では約50年前から年末に生そばを提供している。今年も夜通しで作業し、例年より多い約3700食を用意する予定。昨年から県産そば粉を使用している。 原材料費の高騰で今年から持ち帰り用そばをやや値上げした。伊藤さんは「楽しみにしているお客さまにできるだけ負担をかけないように頑張っています」とそばを打ち続ける。31日は通常営業をせず、持ち帰り用の販売のみを行う。
福島民友新聞社