電気を使わないタイガーの炊飯器「魔法のかまどごはん」がキャンプや災害時に大活躍
炊飯器本体から出る熱を土鍋に伝えるための発熱体。これを曲面にきれいに貼りつけるのは、至難の業でした。阿部さんは金属や樹脂の配合など調整を繰り返し、“伸縮性のある発熱体”を独自に開発。ただ、この発熱体を曲面にピッタリ貼りつける作業は、限られた人にしかできません。
激撮!土鍋炊飯器 選ばれし“貼り師”
発熱体を土鍋に貼ることができるのは、工場で働く約80人のうちたったの4人! 選ばれし“貼り師”たちが、1つひとつ手作業で行っています。 貼り師の1人、水谷さんは、土鍋を回しながら小刻みに位置を調整。細かいシワをヘラで整えると、高速回転します。見事な手さばきでシワなくきれいに貼りつけることができました。試しに番組スタッフが挑戦すると、あらゆるところにシワが。“選ばれし者”による妙技なのですね。
電気やガスを使わない!野外でもおいしいごはん
さまざまなこだわりと職人の技術が詰まった土鍋炊飯器。「タイガー魔法瓶」は土鍋づくりの技術を生かして、新たな炊飯器「魔法のかまどごはん」を開発していました。 ミヤオカンパニーリミテドの工場で、その“かまど”を作ります。下の穴から新聞紙を入れ、火をつける仕組みに。米と水と新聞紙があれば、おいしいごはんが炊けるのです。 丸めた新聞紙を穴に入れ、火をつけて約30分。一定間隔で新聞紙を入れていくと、お米の粒立ちの良いおいしそうなごはんが炊けました。
電気もガスもいらないため、野外でおいしいごはんが味わえると大人気! アウトドアだけでなく、万が一の時にも役立つ商品です。 タイガー魔法瓶 開発担当 村田勝則さん: 「災害時は前向きになれないこともあります。食事を1つの楽しみとして、この商品でホッとする時間を提供したいです」 日本人の食に欠かすことができないごはん。そのおいしさを追求するタイガー魔法瓶とミヤオカンパニーリミテドの挑戦は、これからも続いていくことでしょう。
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