松本幸四郎、火野正平さん追悼 『鬼平犯科帳』で共演「とても大きな存在」 火野さん出演のラストシーンも放送
「時代劇専門チャンネル」を運営する日本映画放送は、松本幸四郎主演『鬼平犯科帳』シリーズで密偵・相模の彦十役を演じていた火野正平さんが11月14日に亡くなったことを受け、2025年1月13日放送の劇場版『鬼平犯科帳 血闘』(後1:00/後7:00/深1:00ほか)本編後の「鬼平犯科帳アフタートーク『血闘』編」の中で、火野さんを追悼する特別企画を同チャンネルで放送する。 【画像】火野正平さん最後の撮影現場となったシーン 『鬼平犯科帳アフタートーク「血闘」編』内の特別企画「追悼-火野正平-」では、主演の松本幸四郎をはじめ、本宮泰風、浅利陽介、山田純大、久保田悠来、中村ゆり、和田聡宏(※聡=旧字)、松元ヒロ、中島多羅らレギュラーキャスト陣と山下智彦監督が出演し、火野さんとの思い出を語る。 松本は、火野さんの訃報を受けて「火野正平さんは『鬼平犯科帳』の中でとても大きな存在で、もうお会いできず悲しい。そして本当に悔しいという気持ち。ただ、立ち止まってはいけないので、これからも『鬼平犯科帳』を作り続けたい」と語り、山下監督は分け隔てなく周囲の人に接する人柄を振り返る。さらに、本宮は若い頃に教わった女性へのアプローチ方法を明かす。 また、時代劇専門チャンネルで25年2月8日にテレビシリーズ最新作『鬼平犯科帳 老盗の夢』(後1:00/後7:00/深1:00ほか)放送される。同作には、火野さん最後の撮影現場となった、長谷川平蔵と密偵・相模の彦十がお互いの生い立ちや出会いについて、酒を酌み交わしながら語らうラストシーンが収められている。松本は「かけがえのないシーン。彦十からのすべてを受け止めたいと思って臨んだ」と回想。彦十としての最後のセリフとなった「ありがとうございます」を含め、シリーズ屈指の心を打つ場面となっている。