災害が続いた地元に元気を届けた"日本一の歌声" 磨き上げた一体感と美しいハーモニー 吾田小学校合唱部
宮崎県日南市の吾田小学校の合唱部は、先月行われた全日本合唱コンクール全国大会で最優秀特別賞を受賞し日本一に輝きました。 審査員や多くの人を魅了したその歌声とは? 【写真を見る】災害が続いた地元に元気を届けた"日本一の歌声" 磨き上げた一体感と美しいハーモニー 吾田小学校合唱部 ■合唱部には3年生から6年生までの39人 日南市にある吾田小学校。 昼休み、音楽室に集まってきたのは合唱部の児童たちです。 合唱部には3年生から6年生までの39人が所属。 顧問の川島美哉教諭の指導のもと、朝や昼休みに練習をしています。 (Q.合唱の魅力は?) (部員) 「いろんな曲を知ることができたり、みんなと歌えることです。」 「曲の物語を考えながら歌っています」 (顧問 川島美哉教諭) 「『先生、ここが歌えてないからこういう練習をしましょう』とか、6年生が積極的に意見をくれまして、時には私の指揮についても、『先生がこんなふうに振ってくれると、こういうふうにブレスをとりやすい』とか子どもたちの方からどんどん意見を出してくれました」 ■全日本合唱コンクール全国大会小学生部門 最優秀特別賞の福島県知事賞に 吾田小合唱部は、先月17日、福島県で開かれた「全日本合唱コンクール全国大会小学生部門」に出場。 各地域から選抜され出場した37校の中から最優秀特別賞にあたる福島県知事賞を獲得し、日本一に輝きました。 (杉富真裕 部長) 「最初は夢かなと思うぐらいとてもびっくりしたけど、あとでみんなからおめでとうと言われて、日本一になったんだなと確信しました」 (顧問 川島美哉教諭) 「本当に心がきれいな子どもたちで、その内面の素晴らしさ、美しさが音楽の素晴らしさ、美しさにつながったのだと思っております」 ■地震、台風、雨で災難続きましたが、これで明るくなりました 1日、日南市内の南郷ハートフルセンターである催しが行われました。 日頃、応援してくれる人たちへの感謝の思いを込めたコンサートです。 本番前、合唱部の児童たちは少し緊張している様子。 (児童) 「去年よりも(観客が)多いから、ちょっと緊張する」 「お客さんが感動する演奏にしたいです」 (全員でかけ声)「かけ声いきまーす。明るく、頑張り、楽しむぞ」