広島が新スタで初のファン感謝祭…中野就斗「感謝を伝えられた」、小川愛「結果で恩返ししたい」
サンフレッチェ広島は15日、新スタジアムのエディオンピースウイング広島でファン感謝祭を開催した。 イベントは前後半に分かれ、まずはサンフレッチェ広島レジーナが登場。今季から指揮を執る吉田恵監督は、「さらに上を目指していくために今年は特に守備を強化して、チーム全体で勝利に向かって頑張っていきたいと思います」と挨拶した。 後半に登場した男子チームは選手会長のDF中野就斗が挨拶。同期のDF山﨑大地とMF越道草太を呼び出し、「ファン感謝祭を盛り上げていかないといけない」と話して3人で一発ギャグを披露した。さらに、レジーナのMF瀧澤千聖、MF笠原綺乃、FW李誠雅も加わって6人で再びギャグを行い、スタジアムを大いに盛り上げた。 アトラクションでは、選手たちがピッチでファン・サポーターと一緒に大玉ころがしやパス交換などで体を動かしながら交流。スタジアム内では選手たちがカフェやショップに店員として登場し、トークショーや撮影会でもふれあいを楽しんでいた。 GK大迫敬介は、「ファンの質問に直接答えたり、ハイタッチやサインや写真だったり、普段なかなかすることができない対応ができて僕たちも楽しかった」とコメント。新シーズンからレジーナの10番を背負う瀧澤は、「たくさんの方に『新10番頑張れ』と声をかけていただいたので、改めて頑張ろうという気持ちになった」と声援に力をもらっていた。 新スタジアムでは初めてファン感謝祭が行われ、過去最多の6526人が来場した。MF小川愛は、「より近くでたくさんの方とふれあうことができたので、とても楽しかった」とうれしそうに話し、「『頑張ってね』とたくさん声をかけてくださったので、結果で恩返ししたいと強く思いました」と力を込めた。 中野は、「試合ではたくさんの方々がサポートしてくれるので、こういうところでしっかりと感謝を伝えられたと思う」と話し、「もっと頑張っていかないといけないなと思ったし、この素晴らしいスタジアムでサポーターの方々とタイトルが取れるように頑張りたいと改めて感じました」と気を引き締めていた。 サンフレッチェ広島レジーナは翌16日から新シーズンに向けて始動。小川は、「試合でも練習中でもたくさん声かけてくださると、すごく私たちの力になるので、それをパワーに変えてまずは練習から頑張りたい」と意気込んだ。 男子チームはシーズン真っ只中で、次節は21日にアウェイでサガン鳥栖と対戦する。大迫は、「自分たちはリーグ戦、カップ戦、ACL含めてまだ4冠を見ているので、一つでも多くのタイトルが取りたいし、一つでも多くの勝ちを共有できるように頑張りたい」と力強く語った。 取材・文=湊昂大
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