「高齢者は放っておいても死ぬまで受信料を」 NHKが高齢者を切った理由…「おむすび」は最低視聴率更新か
元NHKアナの嘆き
「老人の楽しめる番組が非常に少ないですね」 そう嘆くのは、元NHKアナウンサーとして、紅白の司会を計13回担当した山川静夫氏。 「例えば、三味線音楽のような古典芸能、伝統芸能を本格的に堪能したいと思っているのに、すごく隅に追いやられているんですよ」 そして、古巣に進言する。 「紅白にしても、前半は年寄り向け、後半は若者向け、というように、分けることを考えてもいいんじゃないでしょうか。若い人には若い人の、年寄りには年寄りの好みがあるわけですから、それぞれにちゃんとサービスする。古くからの視聴者にも恩恵を与えるNHKであってほしいと思います」 “新規客”の獲得のみに血眼になるNHKに、こうした声が届くかどうか――。 「週刊新潮」2024年11月7日号 掲載
新潮社