日産「セドリック」は10代目が最終モデル。先進技術満載し378万円~【今日は何の日?6月28日】
●セドリック/グロリアの後継車フーガも、2022年に生産終了
セドリック/グロリアの後継フーガ(Y50型)は、世界のプレミアムセダンと肩を並べる走行性能を持つスポーツセダンとして、2004年にデビューした。 低く構えたフロントマスクからロングノーズ、リアエンドと連続する伸びやかでボリューム感のある流麗なスタイリングが注目され、当時日産が果たしたV字回復の勢いもあり、フーガは順調に滑り出した。その後、2009年のモデルチェンジやハイブリッド車を追加するなどして商品力強化を図ったが、“セダン冬の時代”に逆らえず、ついに2022年に生産を終えることになったのだ。 ・・・・・・・・ 10代目セドリックは、先進の技術を盛り込んだ日産のフラッグシップに相応しいクルマだったが、企業が再生を図る場合、通常古いものを一掃して新世代商品に切り替えるのが常套手法である。10代目セドリック/グロリアも、日産リバイバルプランという大きな波に飲み込まれてしまったのだ。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
竹村 純
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