LINKIN PARK 7年ぶりに再始動 女性ボーカルら新メンバーを迎えた新体制
米国のロックバンド・LINKIN PARK(リンキン・パーク)が6日、7年ぶりに再始動することを発表しました。 LINKIN PARKは、ロサンゼルス出身のチェスター・ベニントンさん(VO)、ロブ・ボードンさん(Dr)、ブラッド・デルソンさん(G)、ジョー・ハーンさん(DJ)、フェニックスさん(B)、マイク・シノダさん(VO)による6人組グループで、2000年にデビューを果たしました。 現在までに、7枚のオリジナル・アルバムをリリース。1stアルバム『ハイブリッド・セオリー』でデビューを飾り、21世紀史上最も売れたロック・アルバムとなりました。また2ndアルバム『メテオラ』以降、5作で全米アルバム・チャート初登場1位を獲得。グラミー賞2部門受賞、全世界で累計アルバム・セールスは5500万枚以上を記録しました。 しかし、2017年にチェスター・ベニントンさんが亡くなって以降、バンドとしての活動は休止となっていました。 今回マイク・シノダさん、ブラッド・デルソンさん、フェニックスさん、ジョー・ハーンさん、従来のメンバーに加え、『Dead Sara』というバンドで活躍したエミリー・アームストロングさんを共同ボーカルに、『G Flip』『Illenium』『ONE OK ROCK』といったアーティストのソングライティングやプロデュースで知られる、コリン・ブリテンさんをドラマーに迎えた、“新生LINKIN PARK”として7年ぶりに再始動することが分かりました。
再始動が伝えられた6日には新曲『The Emptiness Machine』を配信し、11月15日にニューアルバム『FROM ZERO』をリリースすることも発表。さらに9月11日からは、ロサンゼルス、ニューヨーク、ソウルほか、世界6都市を回る『LINKIN PARK ー FROM ZERO WORLD TOUR 2024』も発表されました。 また、LINKIN PARKの公式サイトおよびYouTubeチャンネルでは、日本時間6日午前7時からライヴ・ストリーミング配信が行われ、新曲『The Emptiness Machine』のほか、『Numb』『One Step Closer』『In The End』『Faint』など、バンドの代表曲を交えた全14曲のライヴ・パフォーマンスを配信。再始動した姿をファンにアピールしました。 メンバーのマイク・シノダさんは「LINKIN PARKの前、僕らの最初のバンド名はXeroだった。今回のアルバム・タイトルは、僕らの始まりと、現在続いている旅の両方を意味している。サウンド的にも感情的にも、このアルバムは過去、現在、未来について歌っているんだ。新旧のバンドメンバー、友人、家族、そしてファンへの深い感謝の気持ちを込めて作ったんだ。僕たちは長年にわたってLINKIN PARKが歩んで来た道を誇りに思い、これからの旅路にワクワクしているんだ。エミリーとコリンと一緒に仕事をすればするほど、彼らの世界レベルの才能、一体感、自分たちが創り出したものを堪能することができた。新しいメンバーと一緒に作ったエネルギーと活気に満ちた新しい音楽で、本当に力をもらったと感じている。僕たちは、これまで知られてきたサウンドのタッチポイントを織り交ぜながら、まだ新しいタッチポイントを探求しているんだ」とコメントしています。 SNSでは、再始動の発表に「好きだったから嬉しい」「テンション爆上がり中」「解散ではなく継続する選択肢を選んでくれた事に感謝」など喜びの声が上がるほか、エミリーさんの歌声に「めちゃくちゃかっこいい」「新ボーカル良い」「エミリー最高」というコメントが上がっています。