「問題は彼の使い方にある」開幕から未勝利のパレスで苦しむ鎌田大地、多くの現地メディアが戦術の不適合を指摘! 同僚の負傷離脱が転機に?
「鎌田はパレスにとって攻撃の問題などでは決してなく、問題は彼の使い方にある。しかし今、彼により自然なポジションが与えられることで、パレスのファンはグラスナー監督が元フランクフルトの選手から最高のパフォーマンスを引き出すのを見ることができるかもしれない」 低迷する中で、その去就に関する憶測も流れるようになってきたグラスナー監督は、それでも「多少の調整は必要かもしれないが、我々はどの試合でも競争力を示している。現時点で結果が得られず苛立ちは募るが、状況を好転させる方法はひとつだけ。チーム一丸となり、自分たちを信じて仕事に取り組むことだ」と、自分のやり方を貫くことを示唆している。 対してスポーツ専門サイト『VAVEL』の英国版は、リバプール戦で右WBダニエル・ムニョスが鼠径部を痛めて戦線を離れたことで、「もしこのコロンビア人選手が中長期的に欠場することになれば、グラスナー監督が従来の3バックから4バックへの変更を検討するかもしれない」との見解を示す。 というのも、パレスには同ポジションのオプションとしてナサニエル・クライン、ジョエル・ウォードというベテランがいるが、いずれもピッチを上下するWBとしての役割には向いていないため、彼らを右SBとして起用するためにはシステムの変更が必要だということだ(トレバー・チャロバーの右SB起用の可能性も示唆)。 そして同メディアは、4-3-3の10番ポジションには鎌田かエゼが起用されると予想し、「中盤を3人に変更することで、パレスはよりゲームをコントロールできるようになるかもしれない。今季、彼らは中盤で相手に圧倒されていたが、3人のMFによって仕事量は均等に分担され、2人でプレーするよりもそれぞれの役割がより明確になる」と、メリットを挙げている。 オーストリア人指揮官が今後、チームから最高のパフォーマンスを引き出すための解決策をどこに見出すのかが興味深い。その中で、鎌田はいかなる役割を担い、それによって厳しい現状を打破し、フランクフルト、ラツィオで見せたような存在感をロンドンのクラブでも発揮できるか要注目である。 構成●THE DIGEST編集部
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