J1横浜M、PK戦制した!! Jリーグ勢4クラブ目の決勝進出/ACL
アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)東地区準決勝第2戦(24日、横浜M3-2蔚山=PK5-4、日産スタジアム)初優勝を狙うJ1横浜Mが決勝に進出した。蔚山(韓国)との前後半を3―2で終え、2戦合計3―3で迎えた延長でも決着がつかず、PK戦を5―4で制した。17日に行われたアウェーの第1戦に0―1で敗れた横浜Mは、前半に3点を先行したが、その後、1点差に詰め寄られた。PK戦ではGKウィリアムポープ(29)が5人目のキックを止めた。5月11、25日の決勝ではアルアイン(アラブ首長国連邦)と顔を合わせる。 降り注ぐ激しい雨の中で先制弾が生まれた。前半13分、右サイドからペナルティーエリアに進入したMF植中が、右足を一閃。ゴール左隅へたたき込んだ。 「第1戦で自分たちのサッカーが通じることが分かった。いつもよりも積極的にシュートを打つ。勝利して決勝に進めるように頑張りたい」と前日会見で語っていた22歳。その言葉をプレーで体現した。 第1戦を0-1を落とし、引き分け以下で敗退が決まる横浜Mは、序盤から攻勢に出た。同21分にFWアンデルソンロペス、30分には植中が自身2点目の右足ミドルを決めた。それでも相手は大会2度Vを誇る強豪。前半に2点を返される接戦となった。 浦和、鹿島、G大阪に次ぐJリーグ勢4クラブ目の決勝進出。U―23(23歳以下)アジア杯に臨む日本代表は選外となった植中がクラブで結果を残した。(一色伸裕)