現役保育士が語る、登園時に親が子どもに絶対言ってはいけない「言葉」
様々な人から刺激を受ける
0歳児クラスで日々保育を行う担任だけではなく、園長や同じクラスのお友だち、調理の先生や事務所の先生、違うクラスのお友だちなど、関わる大人や子どもはたくさんいます。 0歳児クラスのお子さんは大人気で、「かわいい」と近寄ってくる年上のお友だちもいれば、「癒されに来た」と幼児クラスの担任が遊びに来ることも。私も幼児クラスを担任していた時に、ちょっと落ち込んだことがあると顔を出して元気をもらいに行ったこともありました。 人とのかかわりの中で、自分を知り、他者の存在を知り、優しくしてもらったことで小さい子に愛情をもって接する……そんなかかわりが生まれていきます。 三歳児神話でいわれる愛着形成。育ててくれる人と愛着を形成することはもちろん大切なことですが、それが必ずしも母親でなければならない、というわけではありません。
基本的な生活習慣は保育園で身に付く
保育園で給食を食べてきてくれる。コップ飲みやスプーンの持ち方なども見てくれる。トイレトレーニングのやり方を教えてくれる。 我が子たちも、基本的な生活習慣は保育園が常にやってくれたと言っても過言ではありません。 保育士にとってはそれが仕事でもあるので、一人ひとりに丁寧に教えることができますし、周りの友だちやお兄さんお姉さんがやっていることを真似して覚えることもあります。 実際に保育園と幼稚園どちらも勤めたことのある同僚は、幼稚園の年少より保育園の年少のほうができることが多くて驚いたと話していました。
親御さんにお願いしたいたった一つの心構え
保育園が始まり、「本当に預けて大丈夫だろうか」「3歳までは一緒にいたかった」と思うママや、不安を感じているママも多いかと思います。 慣らし保育で子どもが泣いている姿を見て、「こんな小さなときから預けてごめんね」と思う気持ちもよくわかります。 でも、「ママの不安」を子どもは敏感に感じ取るもの。 ママが「保育園に預けられてかわいそう」と思いながら預けたら「ああ、自分は保育園に預けられるかわいそうな子なんだ」と思うのではないでしょうか。 預けると決めたのであれば、お願いしたいたった一つの心構えが「子どもを笑顔で見送る」ことです。