【ラグビー】中標津・WTB白石呂偉、同校8年ぶり代表候補「貴重な機会」合宿で貪欲に吸収する
28日から代表候補合宿(福岡)をスタートさせるラグビー高校日本代表候補に、道内から2選手が選ばれた。 札幌山の手のロック吉川昌宗(3年)は朝日大ラグビー部監督の充氏を父に持つ。半年間のニュージーランド留学で鍛えたフィジカルで代表入りを目指す。中標津のWTB白石呂偉(3年)は同校8年ぶりの代表候補。スピードを武器に勝負する。 ◇ ◇ ◇ 白石は俊敏性、スピードが評価されて代表候補入りした。昨年12月の人材発掘・育成を目的としたTIDキャンプに参加した。50メートルは6秒3。立ち幅跳びは基準の2メートル90をクリアした。中標津からの選出は16年以来8年ぶり。「うれしさより驚きの方が大きかった。足の速さ、ステップが自分の強み」と意気込む。 競技歴は3年目。2歳上で中標津OBの兄慶那さん(札幌大2年)の影響でラグビーをするために同校に入学した。小、中学時代は野球少年だった。「違うスポーツがしたかった。最初は体がぶつかり合うのが怖かった」。どんどん上達し、楽しさを感じるようになった。 チームではFBを務めるが、WTBでの選出。「(候補合宿は)上手な選手たちと練習する貴重な機会。いいところを自分のものにしたい」と、貪欲に吸収するつもりだ。 ◆白石呂偉(しらいし・ろい)2006年(平18)5月10日、神奈川・相模原市生まれ。中標津東小-中標津広陵中。小、中学と野球をプレーし、中標津高1年から2歳上の兄の影響でラグビーを始める。50メートル6秒3。家族は母と兄、妹。176センチ、70キロ。