【速報 ジロ・デ・イタリア2024】ポガチャルは大会5勝目、マルティネスが総合2位へ/第16ステージ
ポイント賞 1 ジョナサン・ミラン(イタリア/リドル・トレック)284 Pts 2 カーデン・グローブス(オーストラリア/アルペシン・ドゥクーニンク)175 Pts 3 タデイ・ポガチャル(スロベニア/UAEチームエミレーツ)99 Pts
山岳賞 1 タデイ・ポガチャル(スロベニア/UAEチームエミレーツ)200 Pts 2 クリスティアン・スカローニ(イタリア/アスタナカザクスタン)86 Pts 3 シモン・ゲシュケ(ドイツ/コフィディス)78 Pts
ヤングライダー賞 1 アントニオ・ティベーリ(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)in 59h 11' 18'' 2 テイメン・アレンスマン(オランダ/イネオス・グレナディアーズ)+ 00' 24'' 3 フィリッポ・ザナ(イタリア/ジェイコ・アルウラー)+ 02' 34''
チーム総合順位 1 デカトロン・AG2Rラモンディアル(フランス)in 177h 47' 27'' 2 イネオス・グレナディアーズ(イギリス)+ 10' 47' 3 UAEチームエミレーツ(アラブ首長国連邦)+ 34' 39''
リタイア 5 バンジャマン・トマ(ランス/コフィディス) 146 ジュリアス・ファンデンベルフ(オランダ/dsmフィルメニッヒ・ポストNL) 48 ダニー・ファンポッペル(オランダ/ボーラ・ハンスグローエ) 21 イエンセ・ビールマンス(ベルギー/アルケア・B&Bホテルズ)
5月22日(水) 第17ステージ セルヴァ・ディ・ヴァル・ガルデナ>パッソ・ブロコン 159 km(山岳 ★★★★★/獲得標高 4100 m) 最後の山頂フィニッシュで総合表彰台争い山岳賞争いは大詰め 159kmという短い距離に、5つの山が所狭しと並べられ、獲得標高差は4200mに達する。しかも大会最終週のこの水曜日が、早くも最後の山頂フィニッシュ。総合表彰台争いはもちろん、山岳賞争いも大詰めを迎える。 スタートと同時に山登り。前夜フィニッシュを争った地の隣町、セルヴァ・ディ・ヴァル・ガルデナ発のパレードランからそもそも道は上り始め、8.9km地点で早くも2級山頂パッソ・セッラ(登坂距離8.9km、平均勾配7.4%、最大11%)を乗り越える。いまだ大会に生き残るスプリンターたちは、大急ぎで最適なグルペットを作り上げねばならない。 上れるだけでなく、下れてこそ真の山男。2級セッラからのダウンヒルは、約38kmとうんざりするほど長いのだ。ちなみに今年のジロでは2026年冬季五輪の会場となるリヴィンニョやステルヴィオを巡ってきたが、下りきった先の1回目の中間ポイントでは、スキージャンプ会場のプレダッツォを通過する。 谷間で体制を整え直す余裕などない。下りきった直後に、道はすぐさま上りに転じる。立て続けに1級山岳パッソ・ロッレの長く緩やかな上り(19.8km、4.8%)と長い下り(27km)をこなし、短い3級山岳パッソ・ゴッベラを駆け上がり、下りで恐ろしいほどのヘアピンカーブを攻略して……。一瞬たりとも平地は存在しない。 最終峠パッソ・ブロコンには、異なる方向から2回挑みかかる。まずは北東からのアタック。全長15.4km・平均勾配5.6%の山道は、緩い序盤部分を除いても、勾配は6.3%程度に留まる。
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