全国最年少の町長、就任1カ月 職場環境改善の一つとして2週間で全職員と対話 「役場が明るくなったと言われるが、元々素晴らしい対応だったのでは」 町民アンケートの結果からデマンドタクシーの土曜運行も開始へ
先月、埼玉県の鳩山町長選で初当選を果たし全国最年少町長となった小川知也町長(28)が19日、就任1カ月の記者会見を行い、執務の状況や感想などを述べた。その中でデマンドタクシー「はとタク」の埼玉医大便の土曜運行開始、町民体育祭のリニューアル、職場環境改善の取り組みについて説明した。 全国最年少の町長誕生 幸福度ランク全国1位の町、新人の28歳が当選 不安視されていた地域事情、打開策で幅広い支持
「はとタク」は町民アンケートの結果を受けて、導入を検討していたもので、来年4月からの計画を半年前倒し10月から運行開始する。平日同様の時刻表(行き7便、帰り6便)と料金(1回600円)で運行する。 町民体育祭は、これまでの地区別対抗型から自由参加型のスポーツフェスティバル「チャレンジスポーツはとやま」(10月6日)にリニューアルし、子どもから高齢者まで気軽に参加できるようにする。 職場環境改善の一つとして、今月初めから2週間余り、小川町長は職員全員(約120人)とマンツーマンの対話を実施した。事前に面談シートに「働きやすさ」「やりがい」について、意見があれば記入してもらった。 就任あいさつの中で、小川町長は「笑顔であいさつができて、感謝ができて、時には謝罪できる、笑顔あふれる役場にしたい」と述べた。住民から「役場が明るくなった」と言われたが、「元々素晴らしい対応をしていたのではと感じます」。職員から提案型の意見ももらい、能動的に動いていることが分かり、「改めて皆さんと一緒に良いまちづくりをしたいと、思いました」と話していた。