ジョージア（グルジア）のズラビシビリ大統領（写真）は２８日、親ロシアの与党「ジョージアの夢」が議会選挙において、ロシア式の戦術とプロパガンダを利用したと非難した。同日撮影（２０２４年　ロイター/Irakli Gedenidze）

(誤字を修正して再送します) Felix Light ［トビリシ　２８日　ロイター］ - ジョージアのズラビシビリ大統領は２８日、親ロシアの与党「ジョージアの夢」が議会選挙において、ロシア式の戦術とプロパガンダを利用したと非難した。与党の実際の得票率は公式発表された過半数を大きく下回っていると主張した。 選挙管理委員会は２６日、投開票が行われた議会選挙について、親ロシアの与党「ジョージアの夢」が５４％近くの得票率になったとの暫定結果を公表した。 ズラビシビリ氏は、この発言がロシアが不正に加担したという直接的な非難かという質問に対しては否定した上で、「今回の選挙で使われた手法とロシア連邦保安局（ＦＳＢ）からの支援があったと思われることに対する非難だ」と言明。 選挙前に使用されたプロパガンダが、ロシアのプーチン大統領の選挙時に使用された映像などを「そのまま複製し、コピー・アンド・ペーストしたものだった」と述べた。 ズラビシビリ氏は、ＦＳＢが選挙に関与したという証拠は一切公表していない。 ロシア大統領府のペスコフ報道官は２８日、欧州による選挙介入の試みはあったが、ロシアは選挙に介入していないと述べた。