もし子どもが喉を詰まらせてしまったら…パパとママのための救急法教室で講習会 日本赤十字社北海道支部
HTB北海道ニュース
子どもが喉に食べ物を詰まらせてしまったとき、どのように対処すれば良いのか。札幌市内で保護者向けの講習会が行われました。 日本赤十字社北海道支部 藤田貴大さん) 「5か月を過ぎると子どもはなんでも口に入れてしまう」。 20日、札幌市内で日本赤十字社北海道支部で開催されたパパとママのための救急法教室。 幼い子どもを育てる親が午前と午後あわせて23人参加しました。 11か月の子どもの母親) 「いま離乳食なんですけど、丸飲み気味というか飲み込んで『はっはっ』とやったりするので怖いなと」。 1か月半の子どもの父親) 「まだ乳児なんですが、やっぱり今年札幌で痛ましい事故があったので(参加した)」。 もし子どもが喉を詰まらせてしまったら。対処法は乳児と1歳以上の幼児で異なるといいます。 【乳児の場合】 まず、子どものあごを支え頭と首を保護します。 日本赤十字社北海道支部 藤田貴大さん) 「立ち膝になって頭を下げてください」。 次に頭に当たらないよう指を曲げて手の平の下の部分で肩甲骨の間を数回叩きます。 日本赤十字社北海道支部 藤田貴大さん) 「もしこれでも出なかった場合、今度は赤ちゃんをひっくり返して、脇に抱えます」、「中指と薬指を使って、赤ちゃんの胸の真ん中を押していきます。これも数回」 詰まったものが出てくるまで数回ずつ胸を押すのと背中を叩く方法を繰り返します。 【1歳以上の幼児の場合】 1歳以上の幼児の場合、まずは咳をさせます。それでも異物が出ない場合は、子どもの頭を低くして背中をおもいっきり叩きます。数回叩いても解決しない場合はおへその少し上に握りこぶしを当て、その上に反対の手をおきます。そして、斜め上に勢いよくお腹を突き上げます。 日本赤十字社北海道支部 藤田貴大さん) 「これによって中の肺の空気がすっとでて喉に詰まっているものを出やすくする」。 お腹を突き上げる方法と背中を叩く方法を異物が出るまで繰り返します。万が一、意識がなくなってしまったらすぐに119番通報をしましょう。今回の講習で紹介された救急法などは日本赤十字社の「ウェブクロス」というホームページで確認できるということです。
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