【タミヤ撮り下ろし】「1/35 ドイツⅠ号戦車B型」、ついにタミヤの戦車モデルにドイツⅠ~Ⅵ号戦車が集結!
東京・新橋にあるタミヤプラモデルファクトリー東京の「新商品展示コーナー」。ここではタミヤの新商品が展示されている。今回は、そのなかから、11月16日発売のミリタリーミニチュアシリーズ No.388の「1/35 ドイツⅠ号戦車B型」を紹介する。価格は3,520円。 【画像】「1/35 ドイツⅠ号戦車B型」は11月16日発売。価格は3,520円 「ドイツⅠ号戦車」は、第一次大戦の敗戦後、講和条約であるヴェルサイユ条約で戦車の保有や開発を禁止されたドイツがLaS(Landwirtschaftlicher Schlepper-農業用トラクター)という秘匿名称で秘密裏に開発し、初めて量産した実用戦車。本来は訓練用として開発されたI号戦車だが、1936年に勃発したスペイン内戦を皮切りに、1939年9月のポーランド侵攻作戦や1940年のフランス戦線、さらに1941年のバルカン侵攻作戦、そして初期のロシア戦線などで実戦配備された。開戦当初のドイツ軍を支えたのはもちろん、現代に繋がるドイツ戦車の基礎にもなっている重要な車輌だ。 本キットの「ドイツⅠ号戦車B型」は、先に開発された「I号戦車A型」がもつエンジンの出力不足や冷却能力の不足、不整地での機動性などの欠点を改めるべく開発された車輌となっている。 マーキングは3種類用意されており、ポーランド・フランス・ロシア各戦線のものを再現できるようになっている。また、車長の半身像はベレー帽とサイドキャップ姿を選択可能。肩章・襟章をはじめ、ベルトバックルや帽子の徽章はスライドマークで表現。 「1/35 ドイツⅠ号戦車B型」の登場により、タミヤは第二次世界大戦期を代表するドイツのⅠ~Ⅵ号戦車をずらりとモデルアップしたことになる。これはタミヤファンにとってはかなり大きいことだろう。本キットはスペイン・マドリードの軍事博物館に現存するI号戦車を詳細に取材してモデル化されていることもあり、細部まで実にこだわって再現されている。タミヤプラモデルファクトリー東京では丁寧に組み立てられ、再現された本キットをみることができるので、気になる方はぜひ足を運んでみてほしい。
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