大阪マルビル中核テナントの大阪第一ホテルが営業終了 夏から建て替え工事へ
特徴的な円筒形のビルで長年親しまれ、2023年夏ごろから建て替え工事に着手することが決まっている大阪市北区の複合ビル「大阪マルビル」の中核テナントである「大阪第一ホテル」が31日、営業を終了した。 【拡大写真】通常営業時の大阪マルビルのひとコマ
大阪マルビルはホテルや飲食店などで構成される複合ビルとして1976年に竣工(しゅんこう)。円筒形のビルは長年の間、多くの府民らに親しまれた。 しかし、竣工から50年近くが経過し、建物や設備の老朽化、周辺施設との競争力の低下が課題となり、より質の高い商品やサービスを提供し、大阪の新たなランドマークとなりうる施設として刷新するため、建て替えを決定したという。
同ビルに入居する飲食店などの一部テナントは5月いっぱいで営業を終える予定となっているが、今年の夏からは、建て替え工事を行い、2030年春の完成を目指す。
解体工事後は敷地を活用し、2025年の「大阪・関西万博」の開催期間中にはバスターミナルとして敷地を貸し出し、バスの発着場、待機場として活用するとしている。 また、建て替え計画では、現在の地上30階建て、高さ約123メートル建物から高層化する予定で、多目的の大型ホールや、高機能オフィスの設置していくとしている。