『ワイルドアームズ』が発売された日。西部劇風の世界を特徴とするRPG。現在、精神的続編『アームドファンタジア』が開発中【今日は何の日?】
※本記事は、2023年12月20日にアップした記事を再編集したものです。 いまから28年前の1996年(平成8年)12月20日は、プレイステーション(PS)用ソフト『ワイルドアームズ』が発売された日。 【記事の画像(7枚)を見る】 『ワイルドアームズ』は『アークザラッド』や『ポポロクロイス物語』と並ぶSCE(当時・ソニー・コンピュータエンタテインメント/現ソニー・インタラクティブエンタテインメント)を代表するRPG。西部劇風の世界が特徴。 ゲームクリエイターの金子彰史さんの作り出すアツいストーリーやセリフ、メディア・ビジョンが制作する歯応えのあるダンジョン、なるけみちこさんの手掛ける美しい音楽で人気に。2003年にはリメイク作品『ワイルドアームズ アルターコード:F』が発売されました。 舞台は、魔族の侵攻によって荒廃した大地と化した異世界ファルガイア。渡り鳥(冒険者)の少年ロディが、殺された仲間たちの復讐のために“絶対たる力”を求める早撃ちのザックと、世界を守る“ガーディアン”と交信できる公女のセシリアと出会い、冒険をくり広げていくことに。物語の途中で明らかになるロディの真実や、いつもはコミカルなザックに隠された暗い過去など壮大かつ濃密な展開は当時のプレイヤーを魅了しました。 モデル並みのプロポーションと美貌を持つガサツでわがままな天才研究家のエマ・ヘットフィールドなど、サブキャラクターたちも魅力的。彼女を含む何人かは『ワイルドアームズ アルターコード:F』ではプレイアブルになっています。スポット参戦だったり終盤のみ仲間になる人物も多く「ふつうに仲間になればよかったのに!」と思ってばかりだったので、リメイク版でいっしょに戦えるのはうれしかったですね。 バトルはオーソドックスなターン制で、この時期のRPGはまだまだ大味なものが多かったのですが、本作はしっかりバランスが取れており、安心して遊べました。まぁ、しっかりと即死攻撃を連発する凶悪な敵もいたりもしましたが(苦笑)。 本作の大きな特徴として“グッズ”と呼ばれるキャラ固有のアクションを使った謎解きもあります。“バクダン”や“オイルライター”、“ワイヤーフック”などを駆使して道を切り拓いていきますが、ヒントもほどよく用意されており、あまり悩んだり詰まることもなく楽しめました。 2022年8月30日には『ワイルドアームズ』の精神的続編『ARMED FANTASIA(アームドファンタジア)』を作るためのキックスターターがスタート。開始初日に1億円以上の支援が集まるなど、『ワイルドアームズ』がいまなお愛されていることが証明されました。現在は毎月プロジェクト月報が公開されています。発売日はまだ未定ですが、楽しみに待ちたいですね。 『ワイルドアームズ』はプレイステーション5(PS5)、プレイステーション4(PS4)でも遊ぶことができるので、『ARMED FANTASIA』が発売される前に本作を復習しておくのはアリかと。ストーリーにつながりはないものの、似ている部分は多いためプレイすることで発見もあると思います!