ヒーロー&ロボットの新たな挑戦! BANDAI SPIRITS「魂ネイションズ」フィギュアを振り返り&注目商品ピックアップ!【年末特集】
2024年も残りわずか。今年も数々のホビーメーカーから多種多様な完成品フィギュアが発売され、来年2025年発売商品の予約が開始された。 【この記事に関する別の画像を見る】 中でも、2024年は1月26日に公開された映画「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」が大きな話題となった。そして、BANDAI SPIRITSの「METAL ROBOT魂」シリーズで登場したモビルスーツが立体化。そして、50周年を迎えたブランド「超合金」から「機動戦士ガンダム」シリーズなども展開されている。 また、「ウルトラマン」、「仮面ライダー」シリーズなどを展開するアクションフィギュア「S.H.Figuarts」シリーズもさらなる技術進化と遂げて、遊びの幅を広げている。「真骨彫製法」が10周年を迎えて、スクリーンで活躍するヒーローたちが最新技術で立体化されている。 本稿ではBANDAI SPIRITSのブランド「魂ネイションズ」で展開されている完成品フィギュア、アクションフィギュアの振り返りと注目商品をピックアップして紹介していく。 ■ 2024年 BANDAI SPIRITS完成品フィギュアを振り返り □ROBOT魂 <SIDE MS> アンカーガンダム 2024年2月に魂ストア限定商品として発売された「ROBOT魂 <SIDE MS> アンカーガンダム」は、豊富なギミック再現とダイナミックな遊びが楽しめたロボットアクションフィギュアだった。 マンガ「機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST」の主人公、アッシュ・キングのモビルスーツ「アンカーガンダム」は、巨大な武器「イカリマル」をはじめ、左腕部の「回転シールド」とケレン味のある武装と巨大な大型武装と作中の造形に加え、アクションの再現度の高さに舌を巻いた。 また、頭部の「ヒート・カッター」や脚部の「パイルバンカー」、右胸部に仕込まれた「ヒート・セラミック弾」の発射装置と細かな描写再現も盛り込まれ、遊んで楽しいアクションフィギュアだった。 □METAL ROBOT魂 <SIDE MS> デスティニーガンダムSpecII&METAL ROBOT魂 <SIDE MS> ゼウスシルエット 映画「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」で、シン・アスカとともに劇中で強烈な活躍を見せた「デスティニーガンダムSpecII」と新装備「ゼウスシルエット」をMETAL ROBOT魂シリーズで登場。 劇中のカラーリング再現はもちろんのこと、改めて多彩な武器を使い分け敵のモビルスーツや戦艦をなぎ倒すアクションの数々を自分の手で再現できるのが非常に楽しい。映画とアクションフィギュアがシンクロする感じはアクションフィギュアの醍醐味だろう。 そして、「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> デスティニーガンダムSpecII」に装着できる「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> ゼウスシルエット」は全身に纏うような追加装甲に本体を超える大型リニアキャノンで劇中の勇姿が再現できる。「METAL ROBOT魂」シリーズでも破格のサイズ感でポーズが決まった時は非常にカッコよく、満足の高いアイテムとなっている。 □超合金 MSN-04FF サザビー 「機動戦士ガンダム」シリーズの機体が「超合金」シリーズで立体化されている。中でも、福岡県の「ガンダムパーク福岡」に立つ実物大ν(ニュー)ガンダム立像「RX-93ff νガンダム」のプロモーション映像にてライバル機として登場した「MSN-04FF サザビー」が超合金シリーズで登場した。 超合金シリーズの巨大感と重厚感と合わせて、新装備「ダブル・ホーン・ファンネル」とエフェクトパーツによって、圧倒的な存在感を放つアイテムとなっている。手足の可動はもちろん、随所に使用されているダイキャストの輝きがメカとしての魅力を高めている。 そして、LED発光ギミックでモノアイとメインカメラが光る。発光する面積は小さいものの、体に対して小さめの頭部の存在が引き立ち、視線の変化がわかりやすく違った表情が出せるのが非常に楽しい。 □S.H.Figuarts(真骨彫製法) 仮面ライダー1号/本郷猛(仮面ライダーTHE NEXT) 「S.H.Figuarts」シリーズで展開されている「真骨彫製法」10周年を迎え、S.H.Figuarts(真骨彫製法)仮面ライダーシリーズ100体目を飾った「S.H.Figuarts(真骨彫製法) 仮面ライダー1号/本郷猛(仮面ライダーTHE NEXT)」。 2008年にS.H.Figuartsブランド第一弾として立体化された「仮面ライダーTHE NEXT」の「仮面ライダー1号」が「真骨彫製法」の最新技術で再登場した。 プロポーションの変化やプリント技術、可動域の向上で、より劇中に近い「仮面ライダー1号」が再現されている。そして、「仮面ライダー1号/本郷猛」を演じた黄川田雅哉氏をスキャンし、顔の骨格から造形再現された頭部パーツはクオリティが高く、劇中シーン再現の幅を広げてくれた。 ■ 2025年BANDAI SPIRITS完成品フィギュア注目商品 □METAL ROBOT魂<SIDE MS> GQuuuuuuX 2025年8月 発売予定 価格:22,000円 2024年12月4日に発表されたガンダム新作アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」。その主役機「GQuuuuuuX」(ジークアクス)が早くも「METAL ROBOT魂」シリーズで立体化が決定した。 メカデザイン・山下いくと氏が手掛けた新たなガンダムのデザインが再現され、複雑なカラーリング表現やスマートなプロポーションが表現されている。 劇中で「GQuuuuuuX」がどのような活躍を見せてくれるのか? そして「METAL ROBOT魂」でどのように立体化、再現してくれるのか注目のアイテムとなっている。 □METAL BUILD ゼータガンダム 2025年4月 発売予定 価格:44,000円 アニメ「機動戦士Zガンダム」の主役機「Zガンダム」が「METAL BUILD」シリーズで立体化され、放送40周年を迎える2025年に発売となる。 映画「機動戦士Zガンダム A New Translation」にてメカニカル作画監督を務めた仲 盛文氏をスタイリングアドバイザーに迎え、劇中のプロポーション再現に加え、特徴的なウェイブライダーへの複雑な変形機構が再現されている。 プラモデルやMETAL ROBOT魂でも立体化されている「Zガンダム」だが、「METAL BUILD」シリーズの魅力であるデザインアレンジやプレイバリューがどのように表現されているのか、気になるアイテムとなっている。 □S.H.Figuarts 乾巧&S.H.Figuarts 草加雅人 ・S.H.Figuarts 乾巧 予約受付期間:2025年1月5日 23時まで 2025年5月 発送予定 価格:11,000円 ・S.H.Figuarts 草加雅人 2025年6月 発送予定 価格:11,000円 特撮テレビドラマ「仮面ライダー555(ファイズ)」の主人公・乾巧と2号ライダー「仮面ライダーカイザ」の変身者・草加雅人がS.H.Figuartsシリーズで立体化される。 乾巧を演じた半田健人氏、草加雅人を演じた村上幸平氏をスキャンし、当時の資料を合わせて2003年放送当時の姿が再現されている。それぞれの特徴的な癖や表情を表現したパーツはもちろん、それぞれの変身ベルトも付属し、変身シーンの再現が楽しめる。 そして、変身時のフォトンストリームを再現したエフェクトシートと新たな表現が採用されているのにも注目。アクションフィギュアで表現される変身アクションやドラマ再現が気になるアイテムとなっている。 2025年は「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」の劇場公開や関西・大阪万博の開催と「機動戦士ガンダム」シリーズの新しい展開が発表され、「どんな年になるのか?」とワクワクする気持ちでいっぱいだ。 だが、ガンダムだけでない。イベント「TAMASHII NATION 2024」では「超合金」で「超合金 超変形ミッキーマウス by 大河原邦男」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3」の展示があり、ブランドの特徴とキャラクターや作品との意外な化学反応や新プロジェクト「MECHA+I メカプラスアイ」と新情報が待たれるものもある。 そして、アクションフィギュア「S.H.Figuarts」シリーズでは造形技術の進化で俳優さんの表情再現が実現し、2025年ではどのような進化、あるいは遊びの広がりを見せてくれるのか楽しみだ。 (C)創通・サンライズ (C)2007 石森プロ・東映 (C)石森プロ・東映
HOBBY Watch,吉田航平