鍵山優真や三原舞依が出場!世界チャンピオンへの登竜門で、4大陸の猛者たちがしのぎを削る | ISU四大陸フィギュアスケート選手権2024プレビュー
アメリカのクリスティーナ・カレイラ&アンソニー・ポノマレンコ組は、直前の全米選手権で階段を1つ上がり、ついにアメリカ2番手につけた。しかもFDではチョクベイ組を抑え首位の得点さえ叩き出した!四大陸でも一昨年の3位から、もうひとつステップを上がりたい。
逆に今シーズン少々伸び悩み気味のキャロライン・グリーン&マイケル・パーソンズ組は、2年前に、2人で初めて大きなタイトルを手にした思い出の大会で、再び成長を軌道に乗せねばならない。またチョクベイに代わって、エミリア・ジガス&ヴァディム・コレスニク組がカップルにとって初めてのISU選手権大会に参戦する。パーソンズ同様、男性側は元ワールドジュニアチャンピオン。長く輝かしいキャリアの、最初の一歩になるかもしれない。
昨ジュニアワールド銀メダリストのハナ・イム&クァン・イェ組(韓国)は、もちろん大・大・注目。またブラジルから、大会史上初めて、カップル競技にエントリーがあった。
優勝争い以上に、日本のアイスダンスファンにとって気になるのは……やはり2018年以来初めて日本が3組をフルに大会に送り込んだこと。そして、この四大陸の成績で、世界選手権の出場1組が決まること!
昨年末5度目の全日本優勝を果たし、すでに五輪出場経験もある小松原美里&小松原尊組、夫婦としての深い関係性と、ベテランとしての豊富な経験を、確実に演技に反映させたい。昨大会は自己最高を更新し、7位に入った。
「ココ」組に立ち向かうのは、若く勢いある2組。吉田唄菜&森田真沙也組も、田中梓沙&西山真瑚組も、今季からカップルとして活動へと乗り出したばかり。海外1戦目となるゴールデンスピンで、2組ともあっさり世界選ミニマムを取得しただけでなく、吉田&森田組は堂々5位に食い込んだ。「うたまさ」組も「あずしん」組も、間違いなく、1戦ごとに伸びていく。
文:J SPORTS編集部
J SPORTS 編集部
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