ボーイズグループ『世が世なら!!!』、”ギャップ萌え”で新規ファン急増 23日に初のミニアルバム『純・世が世産』リリース
ボーイズグループ「世が世なら!!!」(通称・世が世)が23日に初のEP(ミニアルバム)「純・世が世産」をリリースする。朝8時台スタートの「朝活ライブ」を開催したり、エクササイズと称してカロリー消費測定バンドを着用してパフォーマンスするなど異色な「真面目型おふざけ集団」として人気も注目度も赤丸上昇中。このほど、メンバーが本紙のインタビューに応じ、グループの魅力と自信作をアピールした。 ダンスも歌も未経験だったメンバーが集い、「弱者からの逆襲」というテーマのもと、世が世は2021年10月から約3カ月のプレ始動期間をへて、22年8月31日にシングル「鼓動のFighters」でデビュー。弱肉強食のボーイズグループ戦国時代を生き抜くために斬新な活動を続けてきた。その努力の積み重ねが目に見えるように結果として出始めた。 朝活ライブの映像やライブ中に髪をオールバックにしたり、虫退治や瓦割りするなどのおバカ企画がTikTokでバズり、中毒者が続出している。内藤五胤(22)は「『なんだ、このグループは!』とか『初見殺し』とか、ポジティブなご意見をいただいています」と手応えを口にすれば、添田陵輔(20)も「どんどんファンの方々との絆が深まってきていて、僕たちのライブ自体がとても良い方向に向かってるなと思います」と語った。 キワモノ扱いをされて終わるのではなく、新規ファンが増えているのには理由がある。大谷篤行(19)は「これは胸を張って言います。僕らはメンバー6人とも平均的に顔がかっこいい上に、変顔をちゅうちょなくします。これは作られたコンセプトではなく、元々僕ら6人であったときから自然と変顔をできるメンバーが集まったから」と、”ギャップ萌え”も人気の秘訣(ひけつ)だと明かした。 そんな世が世にとって大ブレークのきっかけをつかむための勝負作となるのが、今回発売する5曲入りのEPだ。さまざまな音楽ジャンルにトライしたことから、純正食品・国産品等にかけてタイトルを考案した。 7月24日に配信リリースした新曲「おったまげ」も収録。同曲について笠松正斗(20)は「お祭りっぽい曲調でありつつも、『出逢えたからには君を笑顔にしたいのさ』と歌詞でストレートに伝えているところが世が世らしいかなと思います」とアピールした。 中山清太郎(19)は「1曲目の『オレらがYES』は、ダンスも歌もステップアップしていて、今までとは全然違うと思う。『YES』の『Y』をかたどった振り付けも覚えやすかったりするので、みんなと一体化してライブで届けたいです」と推し曲を熱く語った。 全国各地でのリリースイベントに続き、11月1日に東京・新宿のZepp Shinjukuで「新挑戦―NEW SUPER LIVE SHOW―」と題したワンマンライブを開催する。体調不良のため活動を休止していた橋爪優真(18)もこのステージから復帰し、6人そろって全力パフォーマンスを届ける。 添田は「ワンチャン、放送事故になるぐらいのことをします!」と予告。続けて「ギリギリ事故にならなくても、収録ならカットされるかなぐらいのレベル。歌って踊るだけの壁はぶちこわしたい」と不敵な笑みを浮かべていた。いったいどんなステージになるのだろうか⁉ ♠内藤五胤(ないとう・ごいん) 2002年7月30日生まれ、埼玉県出身。真面目担当。身長173センチ。漫画やアニメが大好きでアニメイベントへ足を運ぶことが多い。俳優としても活躍中。 ♠中山清太郎(なかやま・せいたろう) 2005年1月22日生まれ、高知県出身。関西弁担当。身長177センチ。ミュージカル「『テニスの王子様』4thシーズン 青学vs立海」に出演。モデルとしても活躍中。 ♠添田陵輔(そえだ・りょうすけ) 2003年11月13日生まれ、埼玉県出身。スラっと担当。身長183センチ。脚の長さはグループナンバーワン。サッカー・栃木SCの元ユース選手県選抜としても活動していた。 ♠笠松正斗(かさまつ・まさと) 2004年6月9日生まれ、千葉県出身。滑舌悪い担当。身長169センチ。スパ健康アドバイザー資格を持つアイドルオタク。滑舌の悪さを武器にみんなを笑わせるのが得意。 ♠大谷篤行(おおたに・あつゆき) 2005年1月17日生まれ、神奈川県出身。熱血担当。身長166センチ。料理と変顔が得意で、そのレパートリーは無限。グループのリハーサルリーダーを務める。 ♠橋爪優真(はしづめ・ゆうま)=顔写真= 2006年2月15日生まれ、東京都出身。大声担当。身長168センチ。趣味は10年続けているサッカーで、声の大きさが武器。モデルにも挑戦。※11月のライブから復帰予定。
中日スポーツ