【40代・50代が知っておきたい美容の疑問】年をとると、眉と目の間や、鼻の下がまのびしてくるのはどうして?
まぶたのたるみを防ぐには、とにかくこすらず、保湿&紫外線対策は必須
では、改善するにはどうしたら? まず、眉と目のまのびについて伺った。 「とにかく、まぶたを強くこすらないことです。特にクレンジングのときはアイメイクを落とすためにゴシゴシこすってしまいがちなので要注意。クレンジングもスキンケアも、力を入れずに優しく行いましょう。 まつ毛のエクステをつけている人もいると思いますが、まぶたが引っ張られて負担がかかり、たるみが加速してしまう場合があるので、40代、50代にはあまりおすすめしません。 また、目のまわりは皮脂腺が少なく乾燥しやすいので、しっかりと保湿をしましょう。肌にハリをもたらすレチノールが配合されたアイクリームを使うのもおすすめです。 紫外線はコラーゲンやエラスチンにダメージを与えるので、日焼け止めや帽子やサングラスなどで目元もしっかり紫外線対策をしましょう。 骨やせを防ぐために、タンパク質やカルシウム、ビタミンDなど骨に必要な栄養をしっかり補うことも大切です。
美容医療で改善するなら、ラジオ波(RF・高周波)を照射して、新しいコラーゲンの生成を促すサーマクールが効果的。 通常のサーマクールはまぶたへの施術はできないのですが、眼球に熱が加わらないように発熱深度を浅くしたチップを使用して行うサーマアイなら、まぶたにも照射することができます。 おでこの前頭筋にも照射するとより引き上がりやすくなります。 もうひとつ、肌育注射もよいと思います。 アミノ酸などを注入してコラーゲンの産生を促す方法で、上まぶたにも注入すると引き締め効果が期待できます。 そのほか、こめかみや側頭部などにヒアルロン酸注入をするのも選択肢のひとつ。目のまわりが引き締まって目が開きやすくなります。 眼瞼下垂になってしまった場合は、手術で改善可能です」
鼻の下のまのびは、ヒアルロン酸注入や肌育注射などで改善可能
では、鼻の下のまのびを改善するには? 「この部分も、保湿や紫外線対策、食事で栄養をしっかりとることは欠かせません。 それと、上唇挙筋を動かすトレーニングをして鍛えるといいのでは?と思うかもしれませんが、縦ジワの原因になりかねないのでおすすめできません。 鼻の下が伸びてきたのを改善するならやはり美容医療が効果的。そのひとつの方法が唇へのヒアルロン酸注入。唇がリフトアップするので鼻の下の長さが短く見えるようになります。 肌育注射でヒアルロン酸を注入するのも効果的です。保湿力が高まって肌がふっくらするので、そのうえでポリヌクレオチドやアミノ酸などの成分を注入すると、コラーゲンの産生も促されて肌にハリも出ます。そうすると鼻の下のまのびが目立ちにくくなり、顔の印象が若返ります」