熊谷で「熊谷なないろ食堂活動展」 ありがとうのメッセージ、フードドライブも
「熊谷なないろ食堂活動展」が12月2日、八木橋百貨店(熊谷市仲町、TEL 048-523-1111)階段ギャラリーで始まった。(熊谷経済新聞) 【写真】ボランティアに興味がある人、こども食堂を始めたい人などの相談も受け付ける 熊谷なないろ食堂は、一人でご飯を食べている子どもや、忙しく働いている家庭に手作り弁当を渡す「こども食堂」活動をはじめ、学習支援、フードドライブ、フードパントリー、子どもの体験を増やす活動などを行っている。運営はNPO法人「SKI人権ネット」。 同展は、地域の人たちに活動を広く知ってもらおうと企画した。会場では「熊谷なないろ食堂」「学習支援てらこや」「フードパントリー」「フードドライブ」の活動をそれぞれ写真とイラスト、文章で紹介。毎月発行している印刷物「熊谷なないろ食堂通信」も展示する。「利用者さんからなないろ食堂へのメッセージ」「ボランティアさん達へ」「さまざまな寄付や支援をしてくださるみなさんへ」の各コーナーには、和気あいあいと調理する様子や寄付品の写真、カラフルな野菜のイラスト、ハートの装飾と共に、カードに寄せた「ありがとう」のメッセージが並ぶ。 「SKI人権ネット」代表理事の山口純子さんは「利用者さんや子ども達、ボランティアさん達からのメッセージをスタッフが作品に仕上げた。たくさんの笑顔があり、温かいメッセージがあり、活動を振り返ることができて、本当に多くの人に支えられていると感じる。皆の思いが詰まった展示を多くの人に見てもらえたら」と話す。「期間中9日までは北入口でフードドライブも行っている。家庭にある食材や日用品など、寄付して頂ける物があればお願いしたい」とも。 熊谷なないろ食堂は、山口さんが2018(平成30)年4月に熊谷市内で初開催。徐々に利用者やボランティア、支援者を増やし、「皆で力を合わせて子どもたちの笑顔のために」と活動の幅を広げてきた。現在登録ボランティアスタッフは約30人、活動の支援・協賛企業は50団体以上に増えた。毎月約2000食の弁当を提供し、「食」をきっかけに子どもたちやさまざまな背景を持つ地域の人たちが安心して過ごせる場所を提供している。フードドライブは常時、熊谷なないろ食堂(熊谷市石原)でも受け付けている。 開催時間は10時~18時30分。12月27日まで。
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