30代男性ですが貯金が「100万円」程度しかありません。この貯金額で結婚は無謀ですか?
30代男性で結婚を考えているけれど「貯金が100万円程度あれば、結婚費用には十分足りるのか」といった疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。結婚にかかる費用の総額は、平均415万7000円です。 ただし、全国の平均金額ですので、挙式・披露宴をどの会場で行うのかとか、新婚旅行や新生活のためのお金をどれくらい使うかによって、最終的に必要な金額は変わってきます。 本記事では、結婚にかかる費用の総額をはじめ、30代の平均貯蓄と平均給与、結婚資金を増やす方法などを解説しますので、参考にしてみてください。
結婚にかかる費用の総額は平均415万7000円
株式会社リクルートの「ゼクシィ結婚トレンド調査 2023 首都圏」によると、結婚にかかる費用(結納、婚約~新婚旅行まで)の総額は、全国の平均額で415万7000円です。 【表1】
株式会社リクルート「ゼクシィ結婚トレンド調査 2022 首都圏」より筆者作成 結婚にかかる費用総額の平均415万7000円は、全国平均であって、地域によって金額に差があります。平均がもっとも高い首都圏の456万9000円に対して、もっとも低いのは北海道の274万円で、その差額は182万9000円です。
30代の平均貯蓄額は494万円
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」によると、30代の金融資産保有額は平均494万円、中央値75万円とのことです。しかし調査では、金融資産保有額100万円未満の人が全体の18.5%、100~200万円未満の人が8.6%、金融資産非保有の人については32.4%ともあります。 30代で貯金100万円程度であることは決して珍しいわけではありませんが、結婚という目標があるならば、なんらかの方法でお金を貯める努力は必要になるでしょう。 ■30代の平均給与はどのくらい? 国税庁長官官房企画課「令和4年分 民間給与実態統計調査」では、30代の平均給与について表2のように伝えています。 【表2】