タイトリストの最新ウェッジフィッティングを体験! 半端ない精度のアプリでボブ・ボーケイがフィッティングしたのと同じ結果に
58度の例で言えば、Dグラインド、バウンス12度の適合率が53%で、Sグラインドのバウンス10度が26%。Tグラインドのバウンス4度に至っては0%という結果になりました。 フィールドをアプローチ練習場に移し、適合率の高かったDグラインドとSグラインドをフェアウェイからの30ヤード、ラフからの20ヤード、バンカーでそれぞれテストしてみました。 DグラインドとSグラインドは似た性能ですが、打ってみるとスピンの入り具合や、ヘッドの抜け具合が、こんなに違うものなのかと驚きました。ラフからのアプローチでは両者の差をあまり感じませんでしたが、フェアウェイではその違いが顕著に現れました。しかし「DとS、どっち?」と聞かれたら、それぞれ良さがあり、甲乙つけがたしといった感じでした。もうこれはフィッターさんに決めてもらうしかないレベルです。
適合率53%と26%の違いは、使用条件によって推奨クラブ、適合率は変化するそうで、バンカーに苦手意識があるため、そこをアプリが読み取ったのかもしれません。確かにバンカーセクションでは、SグラインドよりもDグラインドのほうが、安心して打てていたような気がします。ただ言えるのは、SグラインドもDグラインドも、(一番恐れている)ザックリしてバンカーから出なかった打球が1発もなかったこと。このフィッティングアプリ、侮ってはいけません。 ウェッジに関してはこれまで経験と嗜好で使いたいものを選んできたのは確かです。しかし、改めてフィッティングをしてみると、今までやってしまっていたミスの原因がクラブにあったことは否めません。 今回のフィッティングでは、48度と52度はFグラインド、58度はDグラインドをお勧めします、という結果になりました。シャフトはNSプロ 950GH(フレックスS)でいいですか? とフィッターさんに確認したところ、「ウェッジでシャフトを硬くすることはお勧めしません。フレックスRにしてください」とのこと。人にもよりますが、アイアンがRシャフトならウェッジもRシャフトまたはそれより軟らかめがお勧めだそうです。
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