「自動運転ベッド」眠ると楽な姿勢に スマホで硬さ選べる
パラマウントベッドは、眠りに入った時と起きた時をセンサーで感知して自動でベッドの角度が動く「Active Sleep BED」をフルモデルチェンジして4月26日に発売する。マットレスを除くベッド単体の価格は308,000円(シングル)~379,500円(セミダブル)。ベッドカラー(ボックスシーツ)によって価格が異なる。 【画像】Active Sleep BED セミダブルサイズ本体(マットレス別売) スマートフォンとWi-Fiにつながるセンサーと連動する“自動運転機能”を持つスマートベッドの新製品。ベッドに入る時に必ず平らにするのではなく、角度を付けた状態で眠りに入る「入眠角度」を提案。「寝落ちするほどの快適性を追求した」という。起床を検知した時には自動で角度を上げる。 【追記】価格はベッド単体のもので、マットレスを含まないことを追記しました(15時59分) 入眠を感知すると自動でフラットな状態に戻す最大角度と、背もたれを起こす時の最大角度を、2019年発売の従来モデルよりも拡大した。そのほか動作時の静音性を高めたほか、下にロボット掃除機が通りやすくする床面クリアランスの確保も行なっている。 同社が医療用ベッドで培った、ベッドに角度を付ける技術を一般向けに転用。足と背中の角度を変えられるだけでなく、ベッド全体に傾斜を設けることで、最大65度相当までの角度に起こせる。操作はスマホとBluetooth接続して行なえ、睡眠データはWi-Fi経由でサーバーに自動送信。その結果を「睡眠スコア」としてスマホで確認できる。 センサーが付属しない電動ベッド単体のモデルも用意。マットレスも別売で、価格は242,000円(シングル)~313,500円(セミダブル)。 ■ 眠りに入ると自動で平らに。起床時は背もたれを起こす。マットレスの硬さも自在 読書やテレビ視聴などをしながら眠っても、ベッドに備えたセンサー「Active Sleep ANALYZER」が睡眠を感知すると自動でフラットな状態になる。寝返りが打ちやすいようにベッドを1分につき1度のゆっくりした速度で平らな状態に近づける。 設定した起床時間に目覚めやすいよう、自動で上げられる背もたれの角度を見直し、従来の最大30度から、新モデルは最大65度に進化。65度で座るような姿勢で寝ても、自動運転に切り替わるようになった。入眠から起床まで、使う人に合った睡眠環境をサポートするという。起床時も、最大30度まで自動で上げる設定ができ(従来は最大10度)、より好みの角度を選びやすくなった。 スマホアプリのボタンを操作すると、ベッドの背中と膝の部分が同時に上がった後、ベッド全体が最大10度まで傾斜。腰の負担と体のズレを軽減しながら、足先が下がる姿勢を作る。読書やテレビ視聴、食事などでの快適性が高まるという。 また、ロボット掃除機を使いたいという声に応えてフレーム構造を見直し、128mmの高さを確保した。静音性の高いモーター採用により、作動時の運転音を軽減。図書館並みの静けさとしている。 アプリの視認性や操作性も向上。安全性への配慮を徹底しながら使いやすく進化したという。 組み合わせる別売のマットレスにも特徴があり、部分ごとの硬さを6カ所に分けて各10段階で調整可能。6部位が独立稼働して、ベッドのエアセルが好みに合わせて調整できるため、硬さは合計100万通りから選べることになる。 【訂正】初出時、硬さの選択肢を6万通りとしていましたが、誤りのため訂正しました(14時26分) 主な姿勢のポジションは、疲れた時などに足を上げる「足楽ポジション」、気道を確保する「呼吸ポジション」、腰を丸めるようにしてラクにする「腰楽ポジション」が選べる。好みに合わせて、各ポジションの細かな角度調整もスマホで設定可能。 ベッドカラー(ボックスシーツ)はコットンスムースニットとキルトジャガードニットの2種類で、カラーはコットンスムースニットがモダングレー、ナイトブルー、ライトブラウンの3色、キルトジャガードニットがアースグリーンとミストレッドの2色を用意する。 【ラインナップと価格】 Active Sleep ANALYZERセット シングル コットンスムースニット 308,000円 シングル キルトジャガードニット 324,500円 セミダブル コットンスムースニット 363,000円 セミダブル キルトジャガードニット 379,500円 Active Sleep ANALYZERなし シングル コットンスムースニット 242,000円 シングル キルトジャガードニット 258,500円 セミダブル コットンスムースニット 297,000円 セミダブル キルトジャガードニット 313,500円
家電 Watch,中林 暁