キオクシア、12月中旬に株式上場へ 時価総額7500億円を想定
半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(HD)が12月中旬に株式上場することが21日、わかった。22日に東京証券取引所から承認が得られる見通し。上場後の時価総額は7500億円規模の想定だ。当初の目標額には届かないが、AI(人工知能)市場の拡大の流れに乗り、上場後の株価上昇を目指す。 【写真】キオクシア北上工場の新棟=2024年11月5日、岩手県北上市、田中奏子撮影 キオクシアは8月に東証に上場を申請した。当初は10月の上場を目指していたが、9月下旬に延期を決めた。関係者によると、投資家の評価がふるわず、時価総額が目標の1兆5千億円規模を下回ったため、筆頭株主の米ファンド、ベインキャピタルが上場に難色を示したという。 その後も年内の上場を念頭に時期を模索。東証の承認前に投資家の意見を聞く「承認前提出方式(S―1方式)」を採用し、11月に有価証券届出書を提出した。
朝日新聞社