誰も見たことがない新しい風景を表現…Aimerが3年ぶりのホールツアー、唯一無二の空間は必見
新時代の歌姫といえば、真っ先に名前があがるのが Aimer(エメ)ではないだろうか。アーティスト名だけではピンと来ない人も、アニメ主題歌となった『残響散歌/朝が来る』の歌声が脳裏に再生されるはずだ。そんな彼女が海外でのアリーナ公演を経て、約3年ぶりとなるホールツアーを開催する。 【動画】大阪城ホールでおこなわれたライブでの『残響散歌』 「奇跡のハスキーボイス」と称される彼女の歌声は、甘さとハスキーさ、パワフルさと儚さといった相反する要素が共存しており、一度聴いたら忘れられない魅力がある。それゆえ、野田洋次郎やTaka(ONE OK ROCK)、スキマスイッチ、Vaundyら多くの名だたるアーティストがAimerにこぞって楽曲を提供し、印象的なコラボレーションをおこなってきた。 作家のクリエイティヴィティを刺激し、それぞれの「色」に染まりながらも、さらに「Aimer」にしか出せない色を描き出し、誰も見たことがない新しい風景を表現してみせる。ひとつのボーカルスタイルを追求するというよりは、その楽曲が最大限に魅力的になるように変幻自在に歌をデザインする。その軽やかで揺るぎないセンスと圧倒的表現力は、まさに新時代のシンガーと呼ぶにふさわしい。 ライブでは持ち前の歌声と最新のサウンドシステムで、我を忘れて音楽に没頭する唯一無二の空間を生み出しているAimer。海外でのアリーナツアーを経て開催される今回のホールツアーでは、どんな体験が待ち受けているのか、見逃し厳禁だ。 関西での公演は2024年11月2日・3日に「神戸国際会館こくさいホール」、2025年1月25日・26日に「ロームシアター京都 メインホール」、2月21日・22日に「フェスティバルホール」で開催される。チケットは8800円。 文/井口啓子