透明ディスプレイにドライブ情報を表示、ジェンテックス「自動防眩サンバイザー」発表…CES 2025
ジェンテックスは「CES 2025」において、透明なディスプレイにドライブ情報を表示する「自動防眩サンバイザー」を発表した。 このディスプレイ一体型の自動防眩サンバイザーをはじめ、OLEDディスプレイ搭載のデジタル・リヤビューミラーも発表。さらに、業界で最も包括的なカー・トゥ・ホーム・オートメーションシステムであるHomeLinkの機能強化も発表された。 ジェンテックスは、自動車用エレクトロニクスで知られるテクノロジー企業。ビジョンシステムやAI開発などの分野でも成長を続けている。最高執行責任者のニール・ベーム氏は、「CESは当社の技術進歩を示す重要な場であり、今年はこれまでで最も大規模な展示会となる」と述べた。 自動防眩技術において、ジェンテックスは年間5000万個以上の調光デバイスを出荷するリーダーだ。CESでは、調光可能なサンルーフやサンバイザーを展示し、透明ディスプレイを組み込んだ新技術を披露した。 また、ドライバー・モニタリング・システム(DMS)をリヤビューミラーに統合することで、ドライバーの注意散漫や眠気を検出する技術も紹介された。これにより、自動車メーカーは安全性評価を高めることが可能となる。 さらに、ジェンテックスのHomeLinkは、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応し、スマートホーム製品との連携を強化。ユーザーはスマートフォンを介してガレージドアなどを操作できるようにしている。
レスポンス 森脇稔