キャサリン妃がエリザベス女王のクリスマス招待を断っていた理由
毎年クリスマスをノーフォーク州にある私邸サンドリンガムハウスにて、一族揃って迎えるイギリス王室。学生の頃からウィリアム皇太子と交際していたキャサリン妃は、結婚前の2006年にも女王から招待を受けたが、断っていたそうだ。 【写真】毎年恒例!キャサリン妃主催クリスマス・キャロル・コンサートフォトギャラリー Peopleによると、王室では結婚しない限り、恋人やパートナーを王室の行事に招待しないのが習わしだそう。しかし女王は2006年にこうした伝統を破り、当時すでに5年交際していたキャサリン妃をクリスマスに招待。女王がガールフレンドを招待したのは、これが初めてだったそうだ。 The Daily Mailによると「意外な展開だが」キャサリン妃は「丁寧に招待を断った」そう。その理由は、「伝統に従って、結婚指輪をはめた妻として参加するまで待つことを選んだ」からだという。同紙では、これをキャサリン妃が「伝統と忍耐を重んじる」証拠だと評価している。 またこのエピソードは、王室の伝記作家ロバート・レイシーによる2020年の著作『Battle of Brothers:William and Harry ― The Inside Story of a Family in Tumult』でも、取り上げられており、「女王が正式に手続きを踏んでいないガールフレンドを招待するのはこれが初めてだったが、キャサリン妃は伝統について自分の考えを持っており、婚約するまではサンドリンガムで行われるクリスマスの集まりにはいかないと決めていた」と書かれていたそう。この年キャサリン妃は、祖母を2人とも亡くしており、祖母のいない初めてのクリスマスを家族と一緒に過ごしたいというのも、理由の一つだったようだ。妃はこの年、スコットランドで両親や家族と一緒にクリスマスを迎えたという。 なお皇太子は、クリスマスの間、キャサリン妃の不在を悲しんでいたようで、狩りの最中にも携帯電話に釘付けになっている姿をキャッチされていたそうだ。