『べらぼう』衣装デザインは伊藤佐智子が担当 横浜流星、小芝風花らの場面写真も公開
横浜流星が主演を務める2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の衣装デザインを伊藤佐智子が担当することが決定。あわせて場面写真が公開された。 【写真】伊藤佐智子による『べらぼう』の衣装デザインビジュアル 本作は、“江戸のメディア王”として時代の寵児になった快男児・蔦屋重三郎(蔦重)を主人公とした笑いと涙と謎に満ちた“痛快”エンターテインメントドラマ。舞台は、文化隆盛の江戸時代中期。蔦重は、喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴を見出し、日本史史上最大の謎のひとつ“東洲斎写楽”を世に送り出す。日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築き、時にお上に目を付けられても“面白さ”を追求し続ける。 主人公・蔦屋重三郎役で横浜が主演を務め、『おんな城主 直虎』(NHK総合)、『大奥』(NHK総合)などの森下佳子が脚本を手がける。キャストには、橋本愛、小芝風花、福原遥、渡辺謙、染谷将太、宮沢氷魚、片岡愛之助らが名を連ねている。 衣装デザインを担当する伊藤は、映画、演劇、広告をフィールドに、1枚の布から始まる多様な表現を構築し提案するデザイナー。衣装デザインはもとより、空間デザインなどジャンルを超えたコンセプチュアルワークを手がけている。近年の主な参加作には、『骨と軽蔑』(2024年)、『インヘリタンス-継承』(202 年)、『アンナ・カレーニナ』(2023年)、『ある馬の物語』(2020年、2023年)、映画『陰陽師 0』(2024年)、Netflix『舞妓さんちのまかないさん』(2023年)などがある。 また、5月27日に関東近郊で収録が始まり、主演の横浜は6月15日に京都でクランクイン。東本願寺、智積院、随心院、松竹撮影所ほか(京都市)、光明寺(長岡京市)、 京丹波オープンセット広場(京丹波町)などで撮影が行われている。 京都で撮影された蔦屋重三郎(横浜流星)、田沼意次(渡辺謙)、田沼意知(宮沢氷魚)、花の井(小芝風花)の場面カットもあわせて公開されている。 伊藤佐智子(衣装デザイン)コメント 江戸時代は挑みたかった時代。 しかも中期は大河ドラマでも初めてという取り組みに衣装で参加できるのは喜びです。 吉原の世界をスタートに取り巻くキャラクター豊かな絵師、作家、遊び人、ガラッと変化する大奥、幕府の人々。色彩感、素材感を現代の人が見て、なんてカッコイイのだろうと感嘆符付きで魅せられるスタイリングを目指します。 浮世絵や屏風に描かれているやわらかな衿元の着こなし、美意識、町人好み、武家好み、粋好み、伊達好みが満載のめくるめくファッションの楽しさを描きたいと思います。 中期は友禅が画期的に行き渡り、風景、花鳥、縁起モノが縦横無尽に花開きます。 そんな色や柄いきの組み合わせから生き生きとした情念を、画面を通して伝えたいと思います。 江戸文化の心意気、意気地、誇りを粋と掛け合わせて表現したいと思います。
リアルサウンド編集部