福山雅治、ゆず が相次ぎANN終了 ── 大物が深夜ラジオをやるメリット、デメリットとは
スケジュール調整や体力面など負担も大きいラジオのパーソナリティー
その一方で人気芸能人にとってはラジオ番組を持つデメリットも大きい。 福山は自身のラジオ番組内で、番組の放送が終わる理由として、「一番は、生放送を続けていくことが体力的にしんどくなった」と告白。10年に放送され、主演を務めたNHK大河ドラマ「龍馬伝」の撮影の頃から「体力的にしんどくなった」とし、ラジオ局サイドから時間帯を変えてのオファーもあったことを明かしつつ、「僕にとって、深夜の生放送というのがラジオをやるうえで大切なポイントだった」と説明。そのうえで、「やっぱりもう眠いね。ビールが飲みたい」とジョークを飛ばして笑わせたが…。 「ライブ感が魅力のラジオ番組は、基本的に生放送が主流でパーソナリティーとなるとほぼ番組に出ずっぱりになるので、多忙を極める大物芸能人の方にとってはスケジュール調整も難しく、体力的な負担も大きい。テレビ番組ほど高額の出演料も出せないですし、シビアな話、収入面ではあまりオイシイ仕事とは言えないでしょう。それこそ、大物芸能人の方の中には『若手時代に御世話になったから』とか、『ラジオ番組が好きだから』という理由で、ビジネス的なことは多少なりとも度外視して続けてくださっている方も多いです。福山さんなんかは、まさにその典型なのではないですかね」(ラジオ番組を手掛ける放送作家)
大物パーソナリティーの“卒業”は時代の流れ!?
さらに、最近ではインターネットの普及により、ブログやツイッター、動画共有サービスなどラジオやテレビといった媒体を通さなくても、芸能人がファンにメッセージを送ることができる手段も増えている。 「ラジオ番組にはラジオ番組ならではの魅力があると思うし、芸能人の深夜ラジオ番組を聴いて育ち、今もラジオ業界に関わる人間としては、大物アーティストのラジオ番組卒業には寂しさもありますが、これも時代の流れなのかもしれませんね。福山さんも、『ゆず』の御二人にも、これまでラジオ業界には多大な貢献をもたらしてくれていたわけですし、感謝の言葉しかないです」(同放送作家) 大物パーソナリティーが卒業するラジオ業界に新たな救世主は現れるのか? (文責/JAPAN芸能カルチャー研究所)