坂本冬美(57)母と弟を立て続けに亡くすも「私はしぶとく生きていきます」38歳で世を去った人気アイドルが繋いだ縁も健在
22年6月にお母さまを見送り、昨年8月には55歳の若さで弟さんを亡くした歌手の坂本冬美さん。普通なら塞ぎ込んでしまいそうなつらい出来事ですが、ブログには「私はしぶとく生きていきたい」と綴っています。身近な人の死を経て感じたこと、これからへの想いを伺いました。 【画像】生前仲が良かった本田美奈子さんとの貴重な写真から幼少期を過ごした実家での坂本さんの可愛らしい様子まで(全18枚)
■母の死に寂しさはあるが後悔はない。でも弟のことは… ── 悲しい別れが相次ぎ、つらい思いをされましたね。 坂本さん:母は高齢でしたし、60代後半から入退院を繰り返していて、亡くなる前の数年間はほとんど寝たきりでした。ですから、いずれ訪れるであろう別れを覚悟していた部分もありました。
97年に父を交通事故で亡くし、「もっといろいろと親孝行をしてあげたかった…」と後悔した経験があるので、せめて母のためにやれることは精いっぱいやろうと、毎月実家に戻って手料理を食べさせたり、顔を見て話しかけたりと、自分なりに親孝行をしてきたつもりです。ですから、母との別れは、寂しさはありますが、後悔はないんです。ただ、弟のことは、本当にショックが大きくて…。 ── 弟さんは、まだ55歳とお若かったのですね。
坂本さん:奇しくも父が亡くなった歳と同じでした。母が寝たきりになってから6年ほど、弟はずっとそばで献身的に面倒をみていました。本当によく尽くしていて、きっと母も喜んでいたと思います。 だから、母が亡くなって、弟もようやく自分の時間が持てるだろうと思っていたのですが、その矢先にがんが見つかって…。すでに余命半年との宣告でした。しばらく闘病生活を送っていましたが、昨年8月に旅立ちました。亡くなる直前までそばにいられたので、もう意識はありませんでしたけれど、いっぱい声をかけました。
「派手に送ってくれ」という遺言どおり、出棺のときには、弟が大好きだったサザンオールスターズのアルバム『NUDE MAN』を流して、送り出したんです。 ── ブログには、「明日から気持ちを切り替えて、弟のぶんも頑張ってしぶとく生きていきたいと思っております」と気丈に綴られていました。お2人を見送られた今、あらためてどんなことを感じていますか? 坂本さん:人生は何が起こるかわかりませんね。毎日健康で過ごせることは、決して当たり前のことではないんだなとつくづく感じます。父との別れも突然でしたし、弟のこともそう。生きたいと願っても、生きられない人だっているのだから、遺された者は命ある限り、1日1日を大切に悔いなく生きていかなければという思いがより強くなりました。
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