巨人 甲斐が阿部監督の背番号「10」を受け継ぐ「ものすごくうれしい言葉」指揮官は「甲斐しかいない」
ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使し、巨人に移籍した甲斐拓也捕手(32)が26日、都内のホテルで入団会見を開いた。背番号は阿部監督が現役時代に背負った「10」に決まった。 【写真】鮮やかなオレンジネクタイで登場も、ド緊張の表情で着席 交渉の中で「グラウンド上では監督なんだと。阿部監督自身もそう思っていたと。司令塔としてやってもらいたいと。10番もそういった思いを受け継いでほしいと直接言われました。ものすごくうれしい言葉であり、責任がある言葉でした」と明かした甲斐。阿部監督は「僕自身もうれしい気持ちとホッとした気持ちがありました。日本を代表するキャッチャーですし、その中でも競争して、チーム力が上がると思います」と語った。 そして「僕も思い入れのある番号でしたし、来ていただけるなら甲斐しかいない。受け継ぐことができてうれしい」と語った指揮官。この日はオレンジのネクタイを着用して臨んだ。「この日に合わせて準備してきました。後輩からプレゼントしていただいて」と明かし「やっぱり交流戦までやって、セ・リーグの戦いは違いを感じました。日本シリーズもそうですけど、パ・リーグとセ・リーグの戦いは違った。僕はまだまだたくさん学ぶことがある。セ・リーグの野球を感じたいなと思います」と力を込めた。 そして阿部監督は甲斐のプレーぶりについて問われると「まさしく女房役。包容力がある。それがすごくウチの選手にいい影響を与えてくれると信じている。僕は鉄拳制裁を出したので包容力があったかは分からないけど、アメとムチを使ってそういうことができるんじゃないかなと思います」と期待を込めた。