“輪島塗”を施した132万円のキーボードが登場。黒漆キートップが美しい。石川県の輪島塗工房を応援するクラファン「Re:japanプロジェクト」のリターン品に
株式会社PFUが販売する高性能コンパクトキーボードHappy Hacking Keyboard(以下、HHKB)は6月27日(木)、「Re:japanプロジェクト」を、同日より開始したと発表した。本プロジェクトはクラウドファンディングサイトのMakuakeにて行われている。なお、現時点で目標金額の500万円は達成されていている。 【この記事に関連するほかの画像を見る】 本プロジェクトは、HHKBのキートップに「大徹八井漆器工房」による輪島塗を施した、オーダーメイドの特別なキートップがリターン品として用意されたプロジェクトである。なお、本プロジェクトの応援金は、石川県の輪島塗工房である「大徹八井漆器工房」の復興に活用される。 HHKBは2006年に「大徹八井漆器工房」とコラボし、キートップに輪島塗を施した「HHKB Professional HG Japan」を商品化している。本プロジェクトは、今年1月の能登半島地震で壊滅的な被害を受けた「大徹八井漆器工房」の復興を目的としている。 輪島塗は、高級万年筆のボディにも使われる実績を持ち、抗菌性・吸湿性・耐久性といった特徴を兼ね備えている、キーボードのキートップにも最適なコーティング技術だ。今回のキートップは、金粉を塗したこだわりの精製漆を何層にも塗り重ね、上品な質感と深みのある色合いが楽しめるとのこと。 「Re:japanプロジェクト」では、「黒漆のHHKBキートップとHHKB本体」、「溜塗のEscキーとControlキーのセット」、「溜塗のEscキー」が用意されている。 「黒漆のHHKBキートップとHHKB本体」は、「黒漆のHHKBキートップ(60キー)+HHKB Professional HYBRID Type-S 英語配列/墨」と、「黒漆のHHKBキートップ(60キー)+HHKB Studio 英語配列/墨」というキーボードの種類が違う2パターンがある。生漆に水酸化鉄を混ぜて黒色に発色させた漆塗、黒漆を施し、高貴な黒色を楽しむことができる。価格は132万円(税込)。 記事執筆時点でキーボード本体「HHKB Professional HYBRID Type-S 英語配列」バージョンの受付が終了しているため、残りは「HHKB Studio 英語配列」バージョンのみとなっている。 「溜塗のEscキーとControlキーのセット」、「溜塗のEscキー」は、朱漆の中塗りをした後に半透明の朱合漆を上塗りすることで朱色が透けて見え、えんじ色のように見える溜塗を施している。また、溜塗の色は経年によって明るく変化していくので、使っていくことで変わる色味を楽しめる。 記事執筆時点で「溜塗のEscとControlキーのセット」は受付が終了しているため、残りは「溜塗のEscキー」となっている。「溜塗のEscキー」の価格は1万9800円(税込)。なお、こちらは「HHKB Professional」シリーズ専用キートップである。「HHKB Studio」では使用できないので注意しよう。 「Re:japanプロジェクト」は6月27日より開始し、開始日当日にもかかわらず目標金額500万円を達成している。本リターン品が欲しい方は早めに応援購入をするのがよいだろう。 ・<輪島塗×HHKB>日本の伝統工芸とIT技術を融合させる「Re:japanプロジェクト」スタート 応援金で石川県輪島市の『大徹八井漆器工房』を支援 株式会社PFUが販売する高性能コンパクトキーボードHappy Hacking Keyboard (注1)(以下、HHKB)は、アタラシイものや体験の応援購入サービスMakuake(マクアケ)の協力を得て、輪島塗工房の復興を目的とした「Re:japanプロジェクト」を、2024年6月27日より開始します。本プロジェクトの応援金は、石川県の輪島塗工房「大徹八井漆器工房」へお渡しし、工房の復興に活用していただきます。 本プロジェクトは、HHKBのキートップに「大徹八井漆器工房」による輪島塗(注2)を施した、オーダーメイドの特別なキートップの提供を実施するものです。 HHKBは2006年、「大徹八井漆器工房」の協力を得て、キートップに輪島塗を施した「HHKB Professional HG Japan」を商品化し、日本の伝統工芸とITの融合として大きな反響をいただきました。 その「大徹八井漆器工房」は、今年1月の能登半島地震で壊滅的な被害を受けました。この状況を踏まえ、HHKBは長年のパートナーである「大徹八井漆器工房」を支援したいと考え、「Re:japanプロジェクト」を立ち上げました。 本プロジェクトでは、「黒漆(くろうるし)(注3)のHHKBキートップ(60キー)+HHKB本体」、「溜塗(ためぬり)(注4)のEscキーとControlキーのセット」、「溜塗のEscキー」をご用意します。 輪島塗(漆)は、高級万年筆のボディにも使われる実績を持ち、抗菌性・吸湿性・耐久性といった特徴を兼ね備えており、キーボードのキートップにも最適なコーティング技術です。今回提供するキートップは、金粉を塗したこだわりの精製漆で何層にも塗り重ね、上品な質感と深みのある色合いがお楽しみいただけます。 本プロジェクトの支援にて、伝統工芸を推進しHHKBと長年のパートナーである「大徹八井漆器工房」が日常を取り戻す手助けとなることを願っています。是非、一人でも多く、想いに賛同いただきたく、ご支援およびご協力をお願いいたします。 ※また、PFUでは「令和6年能登半島地震」にて被災した方への支援を様々なプロジェクトを立ち上げて、運営・実行しております。プロジェクトの活用・ご協賛のほどよろしくお願いいたします。 1.Re:japanプロジェクトの目的 石川県輪島朝市通りの東端に立つ「大徹八井漆器工房」のお店は、令和6年能登半島地震にて壊滅的な被害を受け、廃業を覚悟されるほどの状況でした。現在は、少しずつ立て直し活動が始まっていますが、震災前の状況とは言えません。この状況に対し、HHKBで「何かできることをしたい」という想いから、本プロジェクトを立ち上げました。この活動にて日常を取り戻す手助けとなることを願っています。 是非、一人でも多く、想いに賛同いただきたく、ご支援およびご協力をお願いいたします。 Re:japanには、HHKB漆塗モデルの「復刻」(reconstruction)や、輪島塗(japan)の「復興・復活」(reprint・revival)という意味が込められています。 「大徹八井漆器工房」の最新情報はこちら Instagram: Facebook: 2. 支援方法(アタラシイものや体験の購入サービス「Makuake」) 本プロジェクトは、アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」にて参加できます。 応援購入期間:2024年6月27日(木)~2024年9月6日(金)18:30まで Makuakeでの応援購入はこちら URL: 「Makuake」は、プロジェクト実行者が開発背景などのストーリーとともに発表する新商品や新サービスを、サポーターが応援の気持ちを込めて先行購入することができる「アタラシイものや体験の応援購入サービス」です。全国約100社の金融機関との連携により日本各地の事業者が活用しているほか、国内外の流通パートナーとも連携し、プロジェクト終了後も事業が広がるよう支援しています。また、プラットフォームとしてプロジェクト実行者とサポーター双方の利便性と満足度向上を目指し、プロダクトの改善や新機能の開発に注力しています。 3. 応援購入のリターン 本プロジェクトでのリターン品は、4タイプになります。 ① 黒漆のHHKBキートップ(60キー)+HHKB Professional HYBRID Type-S 英語配列/墨 価格:1,320,000円(税込)/数量:2セット 上記画像は過去に制作した溜塗のキートップを黒色に加工したものです。実際の完成品とは異なる場合がございますのであらかじめご了承ください。 ② 黒漆のHHKBキートップ(60キー)+HHKB Studio 英語配列/墨 価格:1,320,000円(税込)/数量:2セット ③ 溜塗のEscキーとControlキーのセット HHKB Professionalシリーズでお使いいただけます。 ※HHKB Professionalシリーズ専用キートップです。HHKB Studioには装着できませんのでご注意下さい。 価格:39,600円(税込)/数量:50個 ④ 溜塗のEscキー HHKB Professionalシリーズでお使いいただけます。 ※HHKB Professionalシリーズ専用キートップです。HHKB Studioには装着できませんのでご注意下さい。 価格:19,800円(税込)/数量:100個 Makuakeでの応援購入はこちら URL: 4. 応援金について 応援金は、決済手数料を除き、全額を「大徹八井漆器工房」へお渡しし、工房の復興に活用していただきます。 〈ご参考〉PFUの『令和6年能登半島地震』復興支援 PFUでは、本社がある石川県で発生した「令和6年能登半島地震」により被災した方へ支援をするため、様々なプロジェクトを立ち上げ、運営・実行しています。 ①令和6年能登半島地震による被害に対する支援 PFUは、今回の地震で被災された方々に対し、義援金として1,000万円の寄付を行いました。この義援金は石川県を通じて寄付しています。なお、親会社の株式会社リコーからも、1,500万円の義援金の寄付を行っています。 URL: ②PFU製品の災害救助法適用地区に対する保守サービス特別支援プログラムのご案内 PFUは、行政機関に対し、罹災証明書をはじめ各種申請書の電子化支援のために、「スキャナー」や「OCRソフトウェア」の無償貸与等の支援を進めています。また、被災された法人のお客様を対象にPFU製品の「保守サービス特別支援プログラム」を提供しています。 URL: ③PFUブルーキャッツ 復興支援活動「がんばろう能登 がんばろう石川」 PFUブルーキャッツは、「がんばろう能登 がんばろう石川」を合言葉に、1月よりチャリティグッズの販売、選手による募金の呼びかけを行っており、グッズ販売収益の一部と集まった募金の寄付を継続的に行っています。 URL: ④リコーブラックラムズ東京×PFUブルーキャッツの復興支援チャリティグッズ販売 PFUブルーキャッツがリコーのラグビーチームでジャパンラグビーリーグワンに所属する「リコーブラックラムズ東京」と令和6年能登半島地震復興支援のコラボチャリティグッズを販売しています。 URL: ⑤ScanSnap、HHKB公式LINEスタンプ 収益を令和6年能登半島地震災害の義援金として全額寄付します。 ScanSnapおよびHHKBの公式LINEスタンプの販売収益を全額寄付します。(11月30日売上分まで) URL: 商標について ・HappyHacking、HHK、HHKB、HappyHacking Keyboard Studio、HHKB Studioは、株式会社PFUの日本における登録商標です。 ・その他、記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。 注釈(注1)Happy Hacking Keyboard(HHKB) 「コンピュータを自在に使いこなすプロフェッショナル(ハッカー)が、自由自在に(ハッピーに)使いこなす為のキーボード」をコンセプトにPFUが開発した高性能コンパクトキーボードです。「Happy Hacking Keyboard」(HHKB)シリーズは、和田英一東京大学名誉教授の「馬の鞍」の考えのもと、1996年の発売以来、PC本体が変わっても使い続けたい理想のキーボードを目指してきました。キータッチに優れた高性能なコンパクトキーボードとして多くのお客様にご好評をいただき、これまでに日本と北米を中心に70万台を超える出荷実績があります。 (注2)輪島塗 本来、輪島塗の素地には「木」を用いるものですが、今回は特別に大徹八井漆器工房のご協力を得て、PBT樹脂のキートップに「輪島塗の技法」を用いた「漆塗」を施しております。 輪島塗の詳細(輪島漆器商工業協同組合): (注3)黒漆 生漆(きうるし)に水酸化鉄を混ぜて高貴な黒色に発色させた漆塗です。 (注4)溜塗 色漆(いろうるし)ではなく漆の塗り方によって現れる発色です。朱漆の中塗(なかぬ)りをしたあと半透明の朱合漆(しゅあいうるし)を上塗りすることで朱色が透けて見え、えんじ色のように見えるようになるのが溜塗です。経年により溜塗の色は明るく変わります。 関連リンク ・Happy Hacking Keyboardシリーズ紹介ページ: ・HHKB公式SNSアカウント X(旧 Twitter): Facebook: YouTube: お客様お問い合わせ先 株式会社PFU ドキュメントイメージング事業本部 販売推進統括部 SS/KB販売推進部 HHKBプロモーション課 E-mail:hhkb_promo@ml.ricoh.com ※ 土曜日、日曜日、祝日、当社休業日を挟んだ場合およびご質問の内容によっては、回答までに日数がかかる場合がございます。予めご了承ください。
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