【尼崎ボート・SGグランドチャンピオン】直前GⅠVと上げ潮、深谷知博が尼崎で〝汚名返上〟狙う
尼崎ボートの「SG第34回グランドチャンピオン」が25日に開幕する。 ◇ 勢いに乗ってリベンジを期す。深谷知博(36、静岡)は2節前の住之江GⅠ68周年で優出3着と覇を争うと、直前の宮島GⅠ70周年では予選トップからの王道逃げで今年初V。賞金ランク24位(24日現在)で、4年連続5度目の〝グラチャン〟挑戦となる。 「(GⅠでの好走で)リズムは上がってきましたね。尼崎では前回の最終日に骨折のけがをして、それでSGも欠場してしまったので鬼門ですけど、リズムがいいので頑張ってみます」 一般戦でV歴のある当地だが、前回3月のGⅠ71周年では予選敗退。その最終日に左足を骨折する大けがを負い、SGクラシック(戸田)を含め約1カ月間の欠場を余儀なくされただけに、汚名返上の思いは人一倍だ。 来月末が選考期限のSGダービー(10月、戸田)選考勝率でも、直近2節のGⅠでの荒稼ぎにより圏外からの勝負駆けに望みをつないだ。「そこは意識していません」と平常心を貫くが、今大会で上位着量産なら出場へ前進するのは間違いない。 「行きだせばどうにかついていく感じですけど、回転が上がってこなくてスタートが届いていなかった」と前検の感触はひと息だったが、そこは直近の勢いとSG3冠の腕の見せどころ。初日6、11Rはもちろん、節間を通して奮闘に期待だ。(小出大輔)