クリスマス・イブに大雪被害 ボスニアでは数万世帯が停電
ゼニツァ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、12月25日 (AP) ― ボスニアではクリスマス・イブの12月24日、大雪と強風の影響で数万戸が停電、隣国のクロアチアとセルビアでも交通が大混乱した。 ボスニアの国営電力会社は、国内の地域によっては「極めて厳しい」状況にあると述べた。同社によると、大雪の重みと雪崩で、アクセス困難地域の送電線が切断されたという。 クロアチアの高速道路を含む主要交通路は、積雪で閉鎖されており、バルカン半島全域に対して、当局が旅行者に警報を出して注意を呼びかけている。 ボスニア、セルビア、クロアチアは大型車の移動を禁止し、影響を受けた道路では交通量の制限を課している。 ボスニアの一部では鉄道が全面的に運行を停止。 雪の被害が最も大きかったボスニア北西部と西部では、学校が2日連続で休校となり、断水している地域もある。 またボスニア西部では、積雪のため車が10時間以上も立ち往生した。 (日本語翻訳・編集 アフロ)